自分を変える習慣はなぜ長続きしないのか。続けるコツは?

多くの人が、自分を変えようと様々なチャレンジをする。
例えば、痩せようとジムで運動を始める。英語をマスターしようと勉強を始める。

やり始めの頃は気合十分。しかし、努力が長続きする人はほとんどいない。
自分を高めようという向上心は打ち砕かれ、結局元に戻ってしまう。
これでは、自分を変えることができない。

それでは、自分を変える努力を続けられない理由と、続けるコツを解説する。

 

習慣は、その人を映す鏡

習慣が人を作り、人がまた習慣を作る。
「人」と「習慣」には、お互いに影響を及ぼしあう密接な関係がある。

それゆえ、習慣は個人の成長とともに変化する。
朝の過ごし方、仕事を始める準備、取り組み方、帰宅後の過ごし方、週末の過ごし方は、
その人が生きてきた中で様々な経験から学習した成果が詰め込まれている。

習慣化される行動は、必ずメリットとコストのバランスが取れている。
つまり、個人の価値観を満足させるメリット、あるいは行動の結果得られるメリットと、
それにかかる時間、労力といったコストとのバランスが取れているものが、その人の習慣として定着する。

ただし、個人の価値観は人それぞれだし、得られる効果も人それぞれ違う。
さらには、その行動にかかる時間も労力も人それぞれ違う。得意・不得意は人によって違うからだ。
だから、習慣は各個人によって異なるわけである。

たとえ数秒間で終わる儀式的な動作も、メリットを感じるものは習慣化される。
ジンクスと呼ばれるものがそうだ。
逆に、得られる効果がどんなに高いものでも着手困難、入手困難なものは習慣化されない。

 

自分を変える習慣はなぜ長続きしないのか

新しい習慣を取り入れると言うことは、何か別の習慣を捨てることになる。
これによって今までの習慣のバランスが崩れ、一時的にストレスが発生する。

このストレスに耐えられなくなった時、新しい習慣は自分の生活サイクルに定着することなく追い出される。
つまり、長続きしないわけである。

例えば、これまで週末をおとなしく過ごしていた人が、健康増進のために運動の習慣を取り入れようとすると、
それまで心身を休めることに費やしていた週末の静かな時間を確保できなくなり、心身の疲労が翌週に持ち越されることになる。
こうなると、健康になる為に始めた運動が自分を不健康にする羽目になり、運動することのメリットを感じられず、止めてしまう。

人間は、ストレスが大きい時、長期的視点よりも短期的視点を優先する。
保証されない未来を信じることよりも、今現在の苦痛からの脱出を優先させるのだ。
これが習慣を変えることが難しい理由である。

とは言え、新しい習慣を長続きさせることは可能である。
ストレスに負けない強力なモチベーションがあればいいのだ。

 

習慣を長続きさせるには

新しい習慣を取り入れたときのストレスを負担してくれるのが、モチベーションである。
しかし、このモチベーションはたいてい3日程度しか維持できないことが知られている。
だから、ダイエットも英語の勉強もせいぜい3日~4日程度で飽きてしまう。

 

新しい習慣が長続きする人

ところが、目標達成まで習慣化することに成功する事例もある。
彼らはなぜ、今までの自分にない習慣を取り入れることができたのか。
理由は簡単だ。新しい習慣を取り入れる必要性を理解できたからである。

例えば、

  • 肥満が原因で大きな病気にかかった。
  • 海外転勤が決定した。社内の国際会議に召集された。

つまり、新しい習慣を取り入れざるを得ない状況に追い込まれたからである。
「痩せたいなぁ」、「英語が話せるようになりたいなぁ」程度の思いでは、到底長続きさせることができず、
「どうしても必要だ」という深い理解、深い確信ができた時、モチベーションが持続する。

 

モチベーションの正体

モチベーションの正体は、「恐怖心」である。
ダイエットをしない、英語の勉強をしない現状の延長上にある未来に大きな恐怖を感じた時、食事制限や運動や英語の勉強が続けられる。
「恐怖心」に駆り立てられている間は、モチベーションは持続する。

人間は恐怖を避ける生き物である。
選択を迫られた時には、必ず恐怖を避ける選択をする。
いつも通っている道も危険を感じたら回り道するし、持っている株が下がりそうなときは売る。
大きな病気になったりなりそうなときは、生活を見直して改善しようとするし、
仕事上英語が使えなくて困りそうなときは、そうならない様にする。

いつも選択に迫られている。
現状のままか、それとも未来に備えるか。

それなら、自らそういう状況に追い込めば、長続きさせることができるのではないだろうか。
その通り。
新しい習慣を取り入れたいなら、恐怖心で自分を追い込み、やらざるを得ない状況を作ればいいのである。

 

自分を変える習慣を長続きさせるコツ

自分を変えるには新しい習慣を取り入れなければならないが、長続きしない。
そこで必要になるのが高いモチベーションなのだが、これは、自分を追い込むことで手に入る。
つまり、自分を変えたいなら自分を追い込めばいい。

 

環境に飛び込む

自分を変えるには、まず、自分を変えざるを得ない環境に飛び込むことである。

例えば、語学を学習するのには、やはりその国に住むことが一番だ。
その国に行き、その言葉をマスターしなければ不便を被る状況に身を置くのだ。

あるいは英会話教室に登録、全額を先に支払ってしまい、通わざるを得ない状況を作る。
クラスでは恥をかけないから必死に勉強するし、お金を払ってしまえば無駄にしないためにも通わざるを得ない。

追い込まれれば、誰だって本気を出す。
潜在能力が引き出され、自分でも信じられない能力を発揮するだろう。

だから、やってみたいこと、なってみたいものがあれば、まずはトレーニング機関に片足を突っ込むこと。
あとは自分の潜在能力がなんとかしてくれるはず。

 

精神的に追い込む

長続きせずに諦めそうになった時は、諦めた先にある恐ろしい未来を想像しよう。

例えば、痩せたいのに運動を続けられないなら、太ったままでいるデメリットを調べよう。
疲れやすく仕事に支障が出て生涯賃金が下がる、内臓への負担が寿命が短くなる、
見た目が悪く女性にモテない、自己管理能力を問われ人望をなくす、などなど。

これを紙に書き出す、壁に張るなどして自分を精神的に追い詰めよう。
そうすれば、「怠けている場合ではない」と、再びモチベーションをまた高くすることができる。

デメリットを書き出しているときに反論したくなる気持ちが湧いてくるかもしれないが、それは「甘え」だ。
その甘えがある限り、自分を変えることはできないだろう。

前述のように、人間は、恐怖を回避する生き物だ。
新しい習慣を続ける辛さよりも、現状の先に想像する未来がもっと辛いものであると理解できれば、
新しい習慣を長続きさせることができるのである。

 

自分を応援する

努力している人が忘れがちなのが、自分を褒めることだ。
たとえ、新しい習慣を3日で飽きそうになったとしても、そこには大きな収穫があったはずだ。
この頑張って成長した自分を徹底的に褒めよう。
努力した立派な自分と新しく知識や経験を振り返って成長した自分を認めてあげよう。

例えば、痩せようと運動した結果の筋肉痛は、ダイエットが前進している証拠だし、
英語の勉強は、知識が増えた分、成長しているわけである。

目標がずっと遠くに感じられても、確実に自分は成長しているのである。
これを忘れてはいけない。

結果が出れば褒める。結果が出なくても応援する。
この姿勢が守られていれば、モチベーションを維持することができ、自分を変えることができる。

 

まとめ

こんな自分じゃイヤだ。何とかしなきゃ。
この焦りが、そもそもの始まりではなかったか。

自分を変えるコツは、この恐怖心をいかにコントロールさせるかにかかっている。
恐怖心が無くなると新しい習慣は続かない。
恐怖心が強すぎると精神を病む。
時には自分を焦らせ、時には自分を甘やかす。
自分を急かすちょうどいいレベルに恐怖心を維持することが大切になる。

これは、生き方全般に通じるものである。
変わり続けなければ生き残れない。しかし、変わることは難しい。
しかし、変わらないことの恐怖心をコントロールすれば、時代の変化や環境の変化に対応できる。
まるで生物が進化してきたように。

我々は、追い詰められてこそ本領を発揮する。
普段隠している実力が恐怖によって引き出される。そして、成長する。

人生は闘いの連続。
そして、闘い続けることができる人は成長し続けるのである。

 

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