女性と違い、男性の自分磨きに関する情報は少ない。
男性は一体どこで自分を磨けばいいのだろうか。
エステもネイルもピンと来ない。英会話教室も資格取得もズレてる気がする。
それなら男らしくジムで筋トレ?寺で体験修行?それとも本格的に空手道場に入門?
あるいはMBA取得のために海外留学とか、途上国で起業する?
確かに、どれも効果的。どれも自分の潜在能力を引き出してくれるだろう。
しかし、もっと身近な場所で男を磨く方法があるのだ。
しかも、近くて、無料で、知識も経験も人脈も手に入る場所が。
そんな男を磨く、うってつけの自分磨きスポットをご紹介しよう。
自分磨きとは
自分磨きとは、要するに訓練やトレーニングを積むことである。
訓練やトレーニングを重ねれば、潜在能力が引き出され、スキルが向上する。
そして、それまでの自分に不可能だったことが可能になっていく。
そんな自分に自信がつき、人生の可能性が広がっていく。
自信がつけば、仕事もはかどる。給料も上がる。女にもモテる。
それどころか、周囲の人すべてを惹きつけるようになる。
そして、こうした可能性や充実感、魅力は、絶対にお金で買うことができない。
自らに試練を与え、乗り越えることでしか手に入らない。
自分磨きに必要な条件
いつまでもぬるいことをやっていたって、そこに成長はない。
算数ドリルをいくら繰り返しても、数学は得意にならない。
週刊誌をいくら読んでいても、読解力や新しい知識は身につかない。
自分磨きにも同じことが言える。
知っていること、慣れていること、得意なことを同じレベルで繰り返しても、意味がない。
自分磨きには、自分を追い込む必要がある。
積極的に自分を追い込んで見えてきた課題を克服することにこそ、自分磨きの意味がある。
そして、課題は自分を限界に追い込まなければ見えてこない。
なぜなら、私たちはいつも隠し、ごまかしているからである。
男の自分磨きに最適な場所はどこか
自分磨きには自分を限界まで追い込むことが重要だが、必ずしもトライアスロン完走やキリマンジャロ登頂のような大掛かりな挑戦をする必要ない。
もっと身近なところにも、自分磨きに適した環境がある。
会社は人生の縮図
人生で起こることは、会社でも起こる。
選択に迷う、要求が矛盾する、理不尽な目に合う、幸運に助けられる、意見を通す、周囲に評価される、義理を通す、友情を感じる、などなど。
これらの経験で得た知識、経験、スキルは、直接人生に活かすことができる。
例えば、人生で重大な決断に迫られた時、あるいは複雑で困難な状況を打開しなければならない時、
会社で自分磨きをした成果が発揮され、正確な判断や短時間での解決を可能にする。
まさに会社は人生の縮図。
会社、自分を磨きにうってつけの場所なのである。
毎日が試練の連続
人生の試練はなかなかやってこないし、やってきてほしくもない。
だが、会社は毎日が試練の連続である。
ずさんな管理、未完成なシステム、二転三転する指示、無理難題、いちゃもん、妨害、うっとうしい人などなど、ありとあらゆる困難を体験することができる。
それでも、何とか折り合いをつける、一定の結果を残すという取り組みそれ自体がすでに自分磨きであり、成長につながるのである。
男にとって会社は人生の主戦場。
起きている時間のほとんどをこの会社で過ごさなければならないわけだが、
逆に言えば、自分を成長させてくれる自分磨きの材料が豊富だということでもある。
弱点が見える
毎日の仕事に追われる中で、自分の限界に挑戦していると、必ず自分の弱い部分を思い知らされる。
言うべきところで言えない。やるべき仕事を先送りする。苦手な特定の仕事のスピードが遅い。
このように、自分の弱点がよく見える。
この弱点の克服こそ、成長であり、自分磨きである。
会社という場は、様々な困難を提供し、自分の弱点に気付かせてくれる。
もし仮に、挑戦もストレスもない世界に生きていれば、自分の弱点に気付くことはない。
弱点に気付かなければ弱点を克服することもない。そして、未熟なままである。
会社は、克服するべき自分の弱点を教えてくれる貴重な場なのである。
男の自分磨きを成功させるポイント
逃げない
仕事を通じて自分を磨くためには、どんな仕事にも決して逃げないことが大切である。
人間は、未経験なこと、苦手なことは避けようとする。不安を感じるからだ。
だから、やったことがないとか、明日でも間に合うとか、何か理由をつけて挑戦を避けたり、着手を先送りにしがちだ。
しかし、これらは逃げるための言い訳であることが多い。
自分を磨くためには決して逃げてはならない。
不安に負けずに、とにかく困難に立ち向かうことが重要。
成功も失敗も関係ないし、やってみなければわからない。
今後は、苦手な仕事や、未経験の仕事を任されても、逃げずに戦おう。
この繰り返しが、不安に負けない心、困難に飛び込む勇気を育てるのだ。
追い込む
追い込まれた時こそ本当の実力が試される。
マンパワーが足りない、時間が足りない、お金が足りない、解決の糸口がつかめない。
だが、納期は迫ってくる。何とかしなければならない。
この時、諦めずに踏ん張ることで自分の潜在能力が引き出される。
自分でも驚くほどの集中力、決断力、行動力を知ることになるだろう。
追い込まれる状況というのは、とてもストレスフルで歓迎できるものではないが、
一方で、自分の底力を知る機会であり、自分に自信を持てる機会であることも知っておこう。
自分を信じる
最も大切なのは、自分の可能性を信じること。
俺にもできるはず、という確信をもって困難に立ち向かうことが大切である。
私たちは、目の前に困難が迫ってきたとき、自分の可能性を疑う。
「できないかもしれない」「無理」「できるわけない」というネガティブな発想が頭を支配し、逃げることで頭がいっぱいになる。
だが、この瞬間に踏ん張れるかどうかで成長できるかどうかが決まる。
その踏みとどまらせる力こそ、自分の可能性を信じる力である。
「俺にもできるはず!」という思いさえ持っていれば、きっと仕事も自分磨きもうまくいくだろう。
まとめ
多くの人が自分磨きに挑戦し、何となく終わってしまうのは、取り組むべき課題を知ることがないから。
あるいは自分磨きとは、何かに挑戦することではなく趣味を楽しむことのように考えている。
自分を磨いて人生を充実させたいのなら、もっと真剣に考えるべきであり、覚悟を持って取り組むべきである。
人生は短い。あっという間に終わってしまう。
その短い時間を充実させるためには、自分磨きを趣味で終わらせてしまうなんてもったいない。
幸い、男には会社という自分磨きに恵まれた環境がある。
わざわざ週末に通うこともなく、高額な入会金も月謝も払う必要もない。むしろ給料が出る。
自分磨きにこんな最高な環境が他にあるだろうか。