- 理想の自分になりたい。
- 成長した自分になりたい。
- とにかく自分を変えたい。
そんな思いから、自分磨きに励む人たちがいる。
しかし、自分磨きがその人の魅力を高めるとは限らない。
原因は、間違った自分磨き。
間違った自分磨きは、その人から成長の機会を奪い、投資した時間とお金を無駄にする。
こうした事態を避けるためには、自分磨きを正しく知る必要がある。
- 自分を磨くとは何か。
- そのためには何が必要か。
これらの正しい理解が正しい行動を可能にし、望む結果を引き寄せるのである。
自分を磨くとは何か。
美容、健康、運動、勉強、留学、修行…
自分磨きの手段はとても豊富で、選ぶのに迷うほどである。
その中でも、とりわけ私たちの興味・関心を引くのは、外見を磨くもの。
実際、多くの人が取り組む自分磨きも、このタイプである。
しかし、いくら外見を磨いたところで、中身が伴っていなければ意味がない。
偽物のブランドバッグのように、見た目はキレイでも材質や作りがチープでは、三流でしかない。
やはり、人間の魅力は中身が伴ってこそ本物。
つまり、中身を磨くことこそ、本当の意味での自分磨きなのである。
自分磨きに必要なもの
自分がやりたいことをやるだけなら、それは自分磨きではなく自己満足。
ここを勘違いしている限り、どんなに自分磨きに励んでも、時間とお金の浪費にしかならない。
自己を成長させる自分磨きには、もっと自分の内面に迫るものがなければならない。
人間の魅力とは
人間の魅力は、その人の内面にこそ宿る。
外見をどんなに取り繕っても、それは自分を飾り立てる程度の意味しかない。
やはり本質的な意味での自分磨きは、内面を磨くことにある。
しかし、「内面を磨く」とは一体、どういうことなのか。
「内面を磨く」とは、人間的に成長することを促すことである。
例えば、私たちは学習や訓練等によって、できないことができるようになったり、理解できなかったことを理解できるようなるが、これを積極的に行うことを言う。
私たちは、試練や課題を乗り越えるために何度も挑戦するし、失敗から多くを学ぶ。
自己の成長にはこうした体験が不可欠だ。
つまり、内面を磨くとは、挑戦と失敗が伴うものでなければならない。
そして、それこそ自己満足との決定的な違いなのである。
内面を磨け
自分磨きは、ストレス解消とは違う。
一時的な自己満足で終わらせるものであってはならない。
自分で課題や目標を設定し、挑戦する。そして、失敗から学ぶ。
このプロセスに重大な意味がある。
できる事を繰り返しても、知っていることを確認しても、人間的な成長はない。
それよりも、新しいフィールドに勇気を持って踏み出し、新しい挑戦をすることが重要なのである。
内面を磨く3つの方法
究極的には、自分磨きとは内面磨きになる。
そして、内面を磨くには新しいフィールドに踏み出すことが不可欠。
それは勇気が要ることだが、勇気を出すコツがある。
好きを極める
内面を磨く上で最も取り組みやすいのは、自分の「好き」を極めることである。
内面を磨くには、新しいフィールドに踏み出すことが不可欠。
なぜなら、そこで勇気を出したり、壁を乗り越えるために知恵を絞ったり、失敗から学ぶ体験がその人を成長させるからだ。
しかし、私たちは未経験のものや苦手なものに挑戦することが苦手だ。
だから、本当の意味での自分磨きは難しい。
そこで、自分の好きなことを極めよう。
私たちは、好きなことなら勇気を出しやすいし、努力を継続しやすいし、失敗にも強い。
好きを極めようとするすべての努力は、その人を成長させる。
しかも、楽しみながら、である。
興味のあることにチャレンジする
次にお勧めしたいのは、興味のあることにチャレンジすることである。
そこで、以前から興味があるもの、関心を寄せていたものに挑戦してみよう。
英会話スクール、楽器、トライアスロン、海外旅行、ボランティアなど、何でも構わない。
とにかく新しいフィールドに踏み出すことが、自分磨きにおいて重要なのである。
今まで何か理由をつけて、挑戦を諦めてきたものはないだろうか。
今こそ、それに挑戦するべき時である。
苦手を克服する
内面を磨くことにおいて最も効果が高いのは、自分の苦手を克服することである。
自分の苦手の克服は、考える時点ですでにハードルが高い。
さらに、苦手の克服には時間がかかるし、そのプロセスは失敗と苦痛の連続だ。
しかし、だからこそ、それに取り組むことに大きな意味がある。
ここで重要なのは、苦手を克服することではない。
むしろ、克服しようとするプロセス(努力)そのものが、その人を成長させるのである。
まとめ
私たちは、目に見えるものの評価は得意だが、見えないものの評価は苦手だ。
だから、ある人に対する評価を、見た目の美しさや肩書、年収に頼りがちである。
これは自分磨きに関しても同様で、自分磨きと美しさの追求を混同しがちだ。
しかし、それは間違っている。
自分磨きは、内面を磨くことに意味がある。
なぜなら、人間の魅力は、内面にこそ宿るからである。