仕事のミスが多い理由と対策とは

仕事でミスばかり。今日もまた…。
多くの社会人が自分のミスを反省し、再発防止に努める。

だが、また繰り返してしまう。
どんなに、どんなに気を付けていても、気合を入れてもミスが無くならない。

どうしてこんなにミスが多いのか。ミスをなくすためにはどうすればいいのか。
そんな疑問に答えます。

 

ミスはどのように起こるのか

仕事のミスは「注意力の散漫」や「危機意識の欠如」が原因ではない。
これからミスをなくしたいのなら、もっと問題の本質に迫らなければならない。

 

仕事と脳の関係

我々の活動はすべて、脳に支配されている。
脳が情報を収集し、感じ、考え、行動させる。
無論、我々の仕事も、この脳の活動によって行われている。

そして、この脳は使えば使うほど疲労がたまる。そして活動が鈍る。
仕事で言えば、午前中は仕事がはかどるし、困難な仕事にも着手できる。
しかし、午後の遅い時間になると集中力が切れ、モチベーションも落ちる。判断力も精彩を欠く。

いつもなら「ここは気を付けていこう」と考えるところを、「これくらい大丈夫だろう」と考えるようになる。
こうして普段気にしているはずのことを気にかけなくなったり、いつもしている確認を省略してしまう。
この判断力が鈍ったときにミスが発生する。

 

疲労の蓄積が認識を捻じ曲げる

「これくらい大丈夫だろう」という判断には、わずかながらミスの可能性が残っている。
判断の根拠の中に、確度の低い推定が混じっているからである。
こうした甘い判断が重なると、わずかなミスの可能性も積み上がり、ついにミスという形になって表れる。

以上のように、ミスを犯した人は決して最初から認識が甘かったわけではなく、甘くなってしまったのである。
そしてその認識の変化は、脳の疲労によって引き起こされたものなのである。

 

仕事のミスが多い人と少ない人の違い

仕事をする上で、ミスは必ず起こる。
人間の思考が脳で行われている限り、疲労によって引き起こされるミスはゼロにはならない。

だが、不思議なことにミスが多い人と少ない人に別れる。
しかも、ミスが多い人ほど重大なミスが多く、ミスが少ない人のミスは軽微なものばかりである。

なぜ、この「ミス格差」とでもいうべき状況が生まれるのか。
それは、両者の仕事への取り組み方が違いを見ればわかる。

 

仕事のミスが多い人と少ない人の違い

仕事でミスが多い人は、真剣に仕事に向き合っているが、器用ではない。
勢い良く仕事にぶつかっていき、疲労による集中力の低下には、気合と根性で乗り切ろうとする。
ところが、脳の疲労の蓄積はごまかせない。
無理に頑張るほど余計に負担が増し、集中力や判断力がどんどん落ちていく。

一方、仕事のミスが少ない人は、脳疲労へのケアがうまい。
彼らは決して無理をしない。
無理をするような状況では、仕事の効率も悪く、判断力も決断力も低下することを知っているからだ。

また、重大なミスだけは避けることだけは忘れない。
どんなに疲れていても、この点にだけは集中力を発揮するので、重大なミスを回避する。
だから、たまに発生するミスは小さいレベルであり、発生後の対処も簡単で素早く、あるいは表に出る前に自分で処理してしまう。

 

仕事のミスをどう防ぐのか

仕事のミスを防ぐためには、仕事のミスが少ない人の働き方をマネればいい。
彼らは、脳に疲労と蓄積しない仕事のやり方を体得している。

それでは、仕事のミスが少ない人の働き方のポイントを解説しよう。

 

仕事のミス対策

仕事のミスを減らすには、脳への過剰な負荷を軽減すれば可能である。
どうしてもミスが多いという人は、下記のアドバイスを参考に仕事への取り組み方を見直してみよう。

 

仕事の選択と集中

仕事のミスが多い人ほど、完璧主義の傾向がある。
「もっと良いものにしよう」と一つの仕事に集中しすぎて、他の仕事への注意が足らなくなったり、
「あれもこれもやらなくちゃ」といろいろな仕事に手を出し、注意力が手薄になってしまう。
一生懸命になるほど、認識の隙間が生まれやすくなり、ミスはそこから発生する。

こうした事態を防ぐために、完璧主義を止めよう。
今日の一日で取り組む仕事を選択し、これに集中する。
また、仕事の完成度もこだわりすぎないこと。
これからは合格最低点にとどめておこう。

このような仕事への取り組み方に変えれば、これまでよりも気持ちに余裕が生まれ、過剰な負担を受け取ることが無くなり、ミスを抑えることができる。

 

休む

真面目で一生懸命な人ほど、仕事ではミスを生みやすい。
働く時間を稼ごうと早朝から出勤したり、昼休みを削ったり、喜んで残業する。
就業時間内もノンストップ。全くの休憩なしでぶっ続けで働く。
いかにも働き者の彼らだが、ミスマネジメントの観点から見てこういった姿勢は正解とはいいがたい。

我々の脳も疲労する。そして脳が疲れると、効率が落ちる。集中力や判断力が落ちる。
つまり注意力が散漫になる。これがミスの発生源である。
だから、仕事のミスを減らすためには、脳の疲労のケアが重要になる。
そこで、こまめに休憩を入れるようにしよう。

休憩はそれまで必死に働かせていた脳を休ませることになる。
これがたとえどんなに短時間だとしても、回復する。

休憩中は、できるだけ何も考えないことが望ましい。
休憩とはいっても上司と仕事の相談をするのではなく、ボーっとする時間を作る。
この時、目を閉じていればさらに効果的である。

これにより休憩前は集中力が切れがちだったものが、休憩後は週龍力を持続できるようになる。
もちろん休憩時間が長いほど、休憩の質がいいほど効果が高い。

トイレ休憩や会議室への移動などを利用したり、仕事の合間に数秒間でも目を閉じるなど、意識して脳を休める時間を作れば、今までよりも脳への負担が減り、ミスが減るだろう。

 

明日がんばる

朝から集中して仕事をしていると、当然夕方や夜の時間帯には疲労がたまってくる。
疲労がたまると、出社時のようなスピーディな判断、正確な予測ができなくなってくる。
こまめに休憩をはさむことでこの進行を抑えることができるが、限界がある。

結局、夜や残業時間帯はデンジャーゾーンに入る。
ここで無理に仕事を進めることは得策ではない。
逆にミスを犯して仕事を増やしてしまうことになりかねない。

そこで、効率が落ちてきたな、集中できなくなったな、注意力が散漫になりそう、という予感がしたら、最低限の仕事だけして明日に回そう。
ヒントは出社時に比べてあまりにも自分のパフォーマンスが落ちた実感があったときである。

いつもしていることをしなくなってきたのは、脳が悲鳴を上げているのだ。
こういう場合は、帰って休み、リフレッシュして明日また、取り返すという仕事の仕方にしよう。
そして、帰った後も仕事のことを考えないこと。
休めば休むほど心身の消耗は回復し、明日また元気に働けるのである。

 

仕事を減らす

仕事のミスが多い人は、過剰に仕事を抱えていることが多い。
それは能力を認められている証拠であるが、一方でお人好しすぎて過剰に仕事を引き受けている場合がある。

ここまで述べてきたように、脳の疲労によってミスが起きやすくなる。
ということは、仕事が多ければミスも多くなる。
仕事のミスを減らすためには、過剰に受け取っている仕事を受け付けないことで解消できる。

他人の仕事を横取りしてしまったり、無茶振りを断れなかったりしていないだろうか。
こうした姿勢ばかり取っていると、それは「仕事熱心でいい人」ではなく、「都合のいい人」になりかねない。

そこで、これからは自分の仕事に集中すること、過剰な仕事を受け取らないことに努めよう。
無駄な仕事は無駄にミスの発生要因になるだけである。

 

ミスが多いことは悪いことではない

仕事を進める上でミスが少ない方がいい。できるならゼロが望ましい。
しかし、ミス自体が悪いことではないという見方も持っておこう。

人間である以上、脳で思考、行動を行う以上必ずミスは発生する。
実は、ミスをなくすことは不可能である。
だから本当は、ミスをなくすことよりも、どうしても発生してしまうミスとうまく付き合うことが重要である。

仕事ができる人は、この点とてもうまい。
上記に挙げたアドバイスのような仕事の進め方を実践していて、ミスを減らす。
ここで注目するべきなのは、発生してしまうミスの程度がいずれも軽微なことである。

彼らはミスを犯してないように見えて、実は小さいうちに自分で処理してしまうのだ。
だからあまり表に出ることがなく、ミスがない人という印象がある。

ミスが多い事よりも、取り返しのつかないミスを犯さないことの方が大事。
これを可能にしているのが、限られた脳の活動エネルギーの効率的な使い方だ。
前述の対策を参考にして、ミスの少ない働き方を身に付けよう。

 

・【仕事のミス対策】ミスが発生しない仕事の進め方

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