自信さえあれば、恋愛はすべてうまくいく。
自信がある人は、好きな人に積極的で、駆け引きなんてめんどくさいことはしない。
また、自分の気持ちに素直で、相手を困らせるようなこともしない。
すべてがストレートでスマート。それが、自分に自信がある人の恋愛である。
一方、自信がない人の恋愛は多難だ。
やることなすこと全てがうまくいかず、なかなか相手の心にたどり着けない。
「自信があればいいのに。」と誰もが思うものの、性格の問題だからと諦めがちだ。
しかし、諦める必要はない。誰でも自信を持つことができる方法がある。
それでは、なぜ自信がないと恋愛がうまくいかないのか。
そして、恋愛に自信を持つ方法についても解説する。
自信がないことによって起きる恋愛の失敗事例集
自信がないことによる悪影響は、様々な形で現れる。
その範囲は広範囲に及び、出会う前から始まり別れた後も続く。
あるいは、失敗していることに気付いていない例もある。
ステージ1 緊張と不安
恋愛を成就させようと行動するが、緊張のあまり自分らしさを発揮できない。
頭も体もガチガチで、その挙動不審さが、相手に違和感を与える。
- 好きな人に声をかけられない。連絡先を聞けない。誘えない。
- 好きな人を前にすると、うまく話せない上に声も上ずる。
- 直接は話せないのにメールでは必死。
- デート中、相手の顔色をうかがってばかり。
- 告白は、電話かメール。しかも、わかりにくい表現だったりする。
付き合うことになっても、自分が見捨てられるかもしれないという不安が、依存体質にする。
行動のほとんどが嫌われないためのものになり、相手に重い印象を与える。
- 相手の機嫌が良くないと安心できない。
- 見返りを求める。
- 押しつけがましい。
- ケンカのたびに「別れる!」と騒ぐ。
- 別れたくても別れを切り出せない。
- フラれても食い下がる。
ステージ2 恐怖と拒絶
さらに自信がないと、恋愛は恐怖の対象でありドキドキ感や胸キュンといったものは、もはや苦痛。
本人の意思とは関係なく、反射的に恋愛の可能性を拒絶してしまう。
- 合コンの誘いや紹介の申し出を断る。
- 好きな人に誘われても断る。
- 好きな人にはむしろ嫌われるような態度(言動)を示す。
- 好きな人に告白されても断る。
しかし、恋愛を自分から遠ざけた状態であれば、存分に恋愛を楽しむことができる。
恋愛を遠くへ追いやり、非現実的なものにしておけば、恐怖や苦痛とは無縁だからである。
- いつか運命の人が現れると信じている。
- ひたすら相手の幸せを願うだけの片思い。
- いつまでも復縁を願っている。
空想の世界なら自由にその人を想うことができる。
そこでは緊張や恐怖はなく、障害もないから勇気も必要ない。
だが、その代償は「決して成就することがない」という現実なのである。
ステージ3 拒絶の習慣化
恋愛を遠ざけることが習慣化してしまうと、恋愛の感覚がマヒしてしまう。
自分が恋愛を遠ざけていることに気付かず、自分が誰を好きなのかもわからなくなる。
- 彼女が欲しいのに、いろいろ言い訳をして行動を起こさない。
- 好きな女性がいるのに、イイ女がいない。と嘆く。
- 脈ありサインをキャッチできない。
- 恋愛にマジで興味がない。
数多くの恋愛のチャンスが目の前を通り過ぎているのに、まるで見えない。聞こえない。感じない。
その人にとって恋愛は何か遠くの出来事であり、まさか自分の身に起こるとは考えていない。
ついに、日常と恋愛が分離されてしまったのだ。
ステージ4 恋愛観の変形
稀なケースではあるが、恋愛観が変形する人もいる。
恋愛対象や好きな気持ちの表現の仕方が、一般の人には共感できないものになる。
・恋愛対象が年齢の離れた少女やアニメキャラ、あるいは動物や物体。
例えば、絶対恋愛に発展しない恋愛対象として少女を選んだ場合、ロリコンになる。
また特殊な例として、マネキンに恋した女性もいる。(探偵ナイトスクープ参照)
・ストーカー、セクハラその他迷惑行為および犯罪
好きな相手への迷惑行為にとどまらず物理的に傷つけたり、殺害してしまうケースもある。
また、恋愛できないことを悲観したことが重大犯罪の遠因になった可能性も指摘されている。
なぜ自信がないと恋愛がうまくいかないのか
恋愛を進める原動力になるのは勇気であるが、勇気は自信と密接な関係にある。
これを言い換えると、恋愛は自信によって決まると言って良い。
自信とは何か
まずは、自信とは何かを説明しよう。
自信は、勇気の源泉である。
自信があるときは、自己評価が高く、考え方をポジティブで楽観的なものにする。
これにより不安や緊張は緩和され、勇気を出しやすくなる。
これがその人の行動を促す。
自己評価の材料となるものは、これまでの成功体験や他者からの評価、誇りなどで、
これまでの人生経験によって得たポジティブな材料が勇気に繋がっている。
自信がない人の特徴
自信がない人は、自己否定、完璧主義、不安症など、自信を失わせる考え方が染みついている。
自分はダメ、やることなすことダメ、この先もダメ。
とにかくダメダメで、自分自身の欠点や失敗に注目する。
そうした見方は自己評価を下げることになり、考え方はネガティブで悲観的なものになる。
そして、不安や緊張は大きくなり、怖くて踏み出せない。
自信がない人の恋愛
自信がない人の恋愛は、消極的になる。
自信がない人の習慣となっている自己否定、完璧主義、不安症が、自分の欠点や過去の失敗に注目させ、まるで本当に自分がダメに思えてくるのである。
その結果、好きな人に変に思われるかもしれない、嫌われるかもしれない。と考えるようになり、好きな人にアプローチすることに不安と緊張を大きくする。
これが、自信がない人を恋愛に消極的にさせる理由である。
恋愛に自信を持つためには
恋愛に自信を持つためには、努めてポジティブな点に注目し、自己評価を上げる必要がある。
そして、小さなことからチャレンジし、成功体験を積み重ねていくこと。
成功体験が得られればそれがどんなに小さなものであれ、自信が付き次の行動に弾みがつく。
この繰り返しによって、恋愛スキルは高められていくのである。
恋愛スキルは、テクニックやルールを知り、実践する行動力を言うのではない。
経験を通して感覚をつかんでいくことによってのみ、磨かれるものなのである
恋愛に自信を持つ方法
恋愛をスムーズに進めたかったら、恋愛に自信を持つこと。
そのためには、自己評価を上げることと、成功体験を積むことが重要である。
自分の魅力を自覚する
恋愛に自信を持つコツは、自分の魅力をはっきり自覚することである。
自分の欠点に注目して落ち込むのは止めて、積極的にいい部分に目を向けよう。
そこで、以下の2つについて考えてみよう。
- 過去にどんなことを褒められたか。
- 自分の自慢ポイントは?
外見でもない面でも、仕事でも趣味でも、過去の栄光でも、とにかく何でもいいので誇りに感じることを思い出そう。
そしてそれをしっかりと自覚すること。
忘れやすい人は、紙に書いてよく見えるところに貼る。洗面台の鏡とか。
毎日目に入ってうんざりするくらいでちょうどいい。
できる事から始める
自信を持つコツは、できるところからチャレンジし、小さな成功体験を積み重ねることである。
勝手にバカ高いハードルを掲げて、「できないよー」といじけるのは終わり。
確実なこと、つまりあまり不安に感じないことから挑戦する。
最もおすすめなのは、脈ありな相手と恋愛すること。
普段気にも留めない人に目を向けてみて、やたら連絡をくれるとか、相談したくなる人がいたら、きっと脈あり。
その人と付き合わないまでも、時間を共有するだけでも恋愛スキルは磨かれる。
自分を追い込む
もし、どうしても好きな人がいて、でも緊張して何もできないなら、自分を追い込もう。
そこで、考えられる最低の未来を想像してみよう。
・もう2度と合えなかったら?
緊張して何もできないとはいえ、現状に可能性がある限り何もしない。
しかし、異動やその他の理由で2度と会えないとわかった時、果たして黙っていられるだろうか。
そして、何かがあってからではもう遅いのだ。
自分を褒める
勇気を出して頑張ったら、それが成功、失敗に関係なく、自分を褒めてあげること。
勇気を持って一歩を踏み出した以上、確実に成長している。
今までのビクビクしたまま何もしなかった自分とは違うのだ。
そのひとつの経験がひとつ自分のレベルを上げ、次の経験に活かされることは間違いない。
もう同じことをやっても同じくらい緊張することはない。
もっと余裕でこなしているはずだ。
世のモテる人たちは、こうした経験を数多く経験することによって恋愛スキルを身に付けた。
モテる人がモテるのは、決して天性のものや生まれ持った性格によるのではない。
不安と緊張の中、勇気を振り絞る経験を積むことによってのみ、スマートに口説けるようになる。
だから、勇気を出すことができたら、それがどんな形であれ、
好きな人をスマートに口説く大人に近づいた、ということなのである。