職場のストレスを感じやすい人のためのストレス対策

職場は、ストレスを感じる場面が多く、大変過酷な環境である。
理不尽な上司やめんどくさい同僚、あるいは仕事の量や内容など、ストレスの原因は多種多様。
こんな環境に朝から晩までいるのだから、ストレスがたまるのは当然と言える。

しかも、悲劇的なことに、ストレスを感じやすい人がいる。
ただでさえストレスフルな環境である職場なのだから、彼らにとって職場はまさに地獄。

しかし、そういう人にこそ効くストレス対策がある。
ストレスを減らす工夫、ストレスを受け取らない工夫によって、元気に働くことができる。

それでは、職場でストレスを感じやすい人のためのストレス対策を解説しよう。

 

職場は人と仕事でストレスだらけ

職場とは、仕事をするために人が集まる場所。
そして、仕事も人も、ストレスになり得る。

・上司、先輩
コロコロ変わる指示、無責任な指導、理不尽な要求。しつこい進捗確認。
彼らから発せられる言葉はストレスにしかならない。

・部下
仕事を覚えない。ミスを繰り返す。指摘には反論し、パワハラだとわめく。
責任者としては、いろんな意味でヒヤヒヤさせられる。

・同僚
嫌味、ちょっかい、粘着。非協力的な態度は、時にいじめに発展する。
一体、何が楽しいのか。

・反省
発表、報告、提案、交渉、あるいはミスなど、様々な場面で自分の力不足を痛感させられる。
この仕事、向いてないのかもしれない。

・仕事量
圧倒的仕事量。とても処理しきれるものではなく、いつも納期ギリギリ。完成度も低い。
泣きそう。いつか解放されるのだろうか。

・仕事内容
経営方針に疑問がある。あるいは仕事の内容が自分の信念、正義感と反する。
これではモチベーションが上がらない。働く意味を疑ってしまう。

・制約
コンプライアンスやら再発防止策の徹底やらで増える制約と手続き。
仕事に効率を求める割には効率を下げている矛盾は、なぜ許されるのか。

・評価
公平さに欠ける評価により、待遇と評価と仕事内容が一致しない。
なぜ、アイツより俺の給料が低いのか?

・セクハラ
ニヤついた顔にぎらついた目。何度かわしてもエンドレスで続くしつこい誘い。
しかし、報復が怖くて反撃することもできない。逃げ道は無いのか?

と、このように職場はストレスに感じる場面が多い。
おかげで職場は精神的余裕をなくした大人たちであふれかえり、人間の弱さや醜さを目の当たりにする場でもある。
これが、私たちが一日のほとんどを過ごす職場という環境なのである。

 

ストレスの特徴、影響、個人差

職場で仕事をする以上、ストレスは必ず発生する。
ストレスはなくすことはできないが、うまくコントロールすることは可能である。
しかし、そのためにはストレスの性質をよく知らねばならない。

 

ストレスは加速する

ストレスは、外的および内的な2つの要因によって加速度的に増えていく性質がある。

・外的要因
私たちは、大きいストレスを受けたり、ストレスが溜まってくると、ストレスに敏感になる。
すると、これまで気にしなかった些細なことにもストレスを感じるようになる。
つまり、ストレスを受ければ受けるほどストレスを拾いやすくなり、みるみるストレスが蓄積されていく。
これは、身の安全を守るためにストレスに対する感度が上がるからである。

・内的要因
ストレスを受け取ると、思考、感情が汚染され、悲観的になる。
こうした考え方がさらに気分を重くし、自らにストレスを与え、さらに悲観的になる。
この悪循環によってストレスは増幅されていく。

以上、2つの要因によって、ストレスはどんどん増えていく。
我々人間は、とてもストレスに対して敏感な生き物なのである。
大切なのは、ストレスによって手が付けられないほどの状態になる前に、手を打つことである。
詳しくは後述する。

 

ストレスが仕事に与える影響

仕事を進めるためには、適度に前向きな姿勢が重要である。
リスクを過剰に恐れてしまうと、何も手を付けられなくなるからだ。

しかし、ストレスが溜まってくると、こうした前向きな姿勢が難しくなる。
悲観的な考えが支配的になるからだ。

こうなると、今まで普通にできていたことができなくなってしまう。
これはパフォーマンスの低下を意味する。

例えば、仕事を先送りしたり、緊張しすぎて発表や報告を失敗の原因になったり、ひどい場合は、ミスを報告できずに隠したり、ウソをついたりする。
こうなると、仕事がはかどらなくなるどころか、評価を下げることになってしまう。

 

ストレス感度の個人差

注目するべきなのは、ストレスの感度には個人差があるということだ。
しかも、何にどれだけストレスを感じるかも個人によってバラバラである。

例えば、Aさんにとっては取るに足らないことが、Bさんにとってはストレスになる。
あるいは、Bさんにとって取るに足らないことが、AさんとCさんにはストレスになる。

要するに、誰にとって、何が、どの程度ストレスになるかはわからない。
さらに比較もできない。

これだけストレス感度が個人によって差が生じる理由は、個性にある。
その人の考え方、信念、習慣などによって、受け取るストレスの量は異なる。

大切なのは、自分の考え方や習慣を振り返り、よりストレスに強くなれる習慣を作り上げていく事である。

 

職場のストレスを感じやすい人の特徴

職場はストレスが多いが、特にストレスを感じやすい人もいる。
彼らは、ストレスを受け取りやすく解消しにくい習慣が身に付いてしまっている。

 

自己否定癖

自分を否定する癖がついている人は、ストレスを抱えやすい。
自分に対する評価が公正公平なものではなく常に自分の欠点に注目するため、無駄に自分を傷つけている。

自分が傷つけば、その分ストレスは増える。
こうして自己否定する癖がついている人は、考えれば考えるほどストレスが溜まっていく特徴がある。

 

自分に厳しい

自分に厳しい人は、自分に求めるレベルが高い。甘やかさない。そして、休まない。
その姿勢は他の模範となる素晴らしい心がけではあるが、適切なレベルでないとかえって自分を苦しめる。

例えば、仕事に完璧を求めたり、成功を喜ばなかったり、休む機会を放棄していると、ストレスを過剰に抱えるばかりでなく、ストレスを解消する機会も逸してしまう。
これではストレスはたまる一方である。

 

仕事が自分に合っていない

仕事が自分に合っていないと、仕事にストレスがたまりやすい。
例えば、仕事の内容が自分の正義に反している、自分のスキルに合っていない場合、仕事をすればするほどストレスがたまる。

もちろん、完璧な一致は難しい。
だが、あまりにもかけ離れている場合、仕事をする時間に対して加速度的にストレスは増え続ける。

 

ストレスを感じにくい人とは

前述のように、ストレスの受け取り方には個人差があり、職場のストレスを感じにくい人もいる。
彼らは、・ストレス解消が上手だったり、ストレスを無駄に受け取らない考え方を身に付けていたり、適切に仕事を選んでいたりする。
ベストなのはこれらをすべて習慣に取り入れていることである。

職場のストレスマネジメントには、彼らを見習えばいい。
その具体的内容については、次章で解説する。

 

職場のストレス対策

仕事のストレス対策には2つのアプローチが重要である。
ストレスを解消すること、ストレスを受け取らないこと。
以下の解説を参考にして、ストレスをためない習慣を身に付けよう

 

ストレス解消する

ストレスをためやすい人は、ストレス解消が苦手。
休んだり自分を癒すことを許可できない。さらに何がストレス解消になるのかもわからない。
まるで要領を得ない。

・ストレス解消のタイミング
ストレス解消を定期的、あるいは仕事のヤマを越えた時に、確実に実行しよう。

ストレスをためやすい人は、自分に厳しすぎてストレス解消の機会を放棄する。
自分にたまっているストレスを認めなかったり、ストレス解消を甘えだと考えて禁じたり、とにかく自分を癒そうとしない。

我々は人間だし、体力精神力には限界があり、気合と根性だけで何とかなることはない。
限りある資源(体力、精神力)を有効活用することこそ、社会人の務めである。

 

・ストレス解消の方法
今までストレス解消を放棄してきた人にとって、自分が何に癒されるのかを知らない人もいる。
しかし、そんなの誰に聞いてもわかるはずがない。
自分が何にどれほど快感を得られ、癒されるかを知っているのは自分しかいないからだ。

ストレス解消なんて何でもいい。
寝るでもいいし、風呂でもいいし、趣味でもいい。
とにかく自分にとって好きな時間を過ごせることを楽しむ時間を確保することが大切である。

 

肯定する

欠点などのネガティブポイントに注目してばかりいると、ストレスはたまりやすい。
そこで、これからはポジティブな部分に注目するようにしよう。

自分の仕事の欠点が目についたり、自分の欠点に注目した自分に気付いたら、即座にポジティブな部分に視点を切り替えよう。
例えば、

  • 自分にできること、得意なこと
  • 仕事が進んだこと、得られたこと
  • 自分にできそうなこと、協力してくれそうな人

このようなポジティブな点に注目するだけで、余計なストレスは受け取らずに済む。
その分、楽観的な考えが可能になり、仕事のモチベーションにつながるのである。

 

転職する

自分の癖や習慣を変えることはできても、仕事の内容を変えることは難しい。
そこで、仕事の内容が明確に自分の正義、自分の信念に反している場合は、転職を考慮に含めてもいいだろう。

しかし、そのためには自分の信念、正義、仕事観を明確にしなければならない。

  • 自分の人生を生きる上で何を目指しているのか。何を大切にしているのか。
  • 人生において仕事が果たす役割は何か。(仕事を通して何を実現したいのか)

これらの質問に答えられるだろうか。

転職する場合、その動機が自分の信念や仕事観がベースになければ、転職は失敗する。
志望動機は説得力に欠け、面接で落ちる。あるいは、転職先でまた転職を考える。
これは転職失敗を意味する。

職場のストレスは辛い。
しかし、逃げの転職に成功はない。

 

まとめ

職場のストレス対策は、簡単に言えば、自己中になること。
つまり、真面目なあなたが忌み嫌う人間になることである。
例えば、

  • 仕事がうまくいかないのを他人のせい、環境のせいにする。
  • 他人の都合を考えず、仕事を押し付け、勝手に休む。
  • 拒絶したと思ったら、次の瞬間にはすり寄る。

これほど傍若無人に振る舞えば、ストレスはたまりにくい。
真面目すぎて我慢ばかりしている人こそ、彼らから学ぶことは多い。

さて、職場のストレスに悩む人は選ばなければならない。

  • 自分の習慣を変えてストレスに強くなるか、
  • 自分を変えずにストレスにつぶれていくのか。

その選択に迫られているのである。

 

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