仕事を辞める時の上手な伝え方

仕事を辞める時、その伝え方が上手なものであれば、
あなたの申し出は快く受け入れられ、元気に送り出してくれるだろう。
そして、お互いにすがすがしい気分できれいな形で職場を去ることになる。

ところが、伝え方が下手だと、いろいろとモメる。
しつこい引き留めと嫌がらせにあい、職場を去った後も禍根を残す。

この違いは一体何なのか。
それは伝える人の性格でも、言葉のテクニックの問題でもない。
「気持ち」の問題である。

それでは、仕事を辞める時の上手な伝え方について、解説しよう。

 

伝え方の基本

忘れがちだが、仕事を辞めることは、残されたものにとって負担になる。
上司は人材の確保、同僚は去る者の業務を引き継ぐなど、仕事が増える。
つまり、仕事を辞めることを告げるということは、相手に迷惑をかける。
それでも、伝えなければならない。

この難しい状況を穏便に済ませるコツは、相手を尊重すること。
この気持ちさえあれば、不思議とうまくいく。
仕事を辞める意思は受け入れられ、新天地に挑戦するあなたを応援してくれるだろう。

しかし、
・相手に断られないような完璧な伝え方で相手を言いくるめようとか、
・当然の権利を主張してもらえるものをもらってやろうとか、

このような攻撃的な姿勢だと、たいてい失敗する。
つまり、嫌がらせやしつこい引き留めにあったり、お金の問題でバトることになる。

攻撃には攻撃が返ってくる。
事を荒立てず穏便に済ませたいのなら、相手に理解を示すこと。
この姿勢を忘れてはいけない。

 

仕事を辞める時にモメる原因と対策

原因

・上司の問題
上司としては辞められると困る。
人員の確保、あるいは業務分担の見直しが必要になる。
リソースが減ったことで、仕事の進み具合にも当然支障が出る。
こうして心配と仕事が増えてしまう。

また、部下に辞められるということは、部下の管理能力を問われることになる。
辞めていく理由が職場に対する不満だとすれば、管理者が責任を問われ、再発防止策を立てなければならない。

人の上に立つ者とは言え、完璧な人格者とは限らない。
これらの事情で頭がパニクってしまえば、そのイライラは当然辞めていく部下に向けられる。
それはしつこい引き留め、脅し、意地悪などといった形で現れる。

・同僚の問題
人格が完璧ではないのは、上司だけではない。同僚も同様。
新天地に挑戦する同僚を元気に送り出してあげたいところはヤマヤマだが、仕事が増えることは受け入れがたい。
だから、つい嫌味が出てきてしまい、引継ぎではめんどくさいことになる。
中には職場を去ることに嫉妬して、意地悪や陰口をたたく人もいる。

・辞める本人の問題
残る人々に対する配慮が欠けていると、軋轢を生む。
辞める連絡を遅らせたり、引継ぎが雑だったり、仕事をたっぷり残していては、ケンカを仕掛けているようなもの。

また、仕事を辞める伝え方も、不満をぶちまけるような言い方では同じ結果を招く。
職場に対する不満をストレートに伝えてしまっては、それは残るものに対する侮辱。
それは大人のやり方ではない。

 

対策

仕事を辞めることを、自分だけの問題として考えていると、伝え方も態度も一方的になる。
そして、それは相手から見て攻撃的に見え、反撃を誘う。

仕事を辞めることをうまく伝えるコツは、相手の存在を認めること。
これができれば、伝え方にトゲが無くなり、事情を受け入れやすくなる。
また、相手の嫌味な態度にも柔軟に対応が可能になる。

 

仕事を辞める時の上手な伝え方

伝える時には、相手の存在を認め、理解を示すこと。
これを心がけるだけで、自然に上手な伝え方になる。

 

伝えるタイミングや場所

どんなに不満がある職場だったとしても、自分を育ててくれた環境に違いない。
職場で得た知識や経験は、その後の人生でも役に立つ。仕事は人生の一部だった。
その職場に対する感謝の気持ちを思い出してみよう。
すると、「職場への迷惑を最小限にとどめておこう」という積極的な気持ちが生まれないだろうか。

残念ながら、辞めるだけで職場に迷惑が掛かってしまう。
だから、伝えることが遅くなるほどその後の対応に要する時間を圧迫してしまう。
それなら、できる限り迷惑のかからないように対応するべきである。

だから、可能な限り早めに伝える事。
上司が忙しそうだとか、同僚に申し訳ないとか、伝える場所がないとか、
仕事を辞めることを言わない言い訳探しをやめよう。

どんなタイミングだってかまわない。とにかく意思を伝えることが大事。

 

仕事を辞める理由

仕事を辞めることを告げる時、辞める理由は問答無用で説明責任がある。
だが、これが職場や仕事に対する不満を告げてしまうと、ケンカになる。
なぜなら、それは残るものに対する間接的な侮辱と同じだからだ。
プライドを持って働いている人にとっては、許せないものだ。

そこで、仕事を辞めることを伝える時には、積極的で前向きな理由であるべきである。
いや、仕事を辞めること自体、そもそも積極的な姿勢の表れであり、そこに前向きな理由があったはず。
それを言えばいいだけだ。

「仕事や人間関係には満足している。しかし、もっと目指したいものが外にある。
だから、残念ながら辞めざるを得ないと判断した。」

このようなスタンスの伝え方であれば、むしろ引き留める方が難しい。
誰にも他人の人生に口出しできないはずだからだ。

 

決して忘れてはいけないこと

事を穏便に済ませたいのは誰もが思うこと。
しかし、自分の行動に誰かの許可や同意を求めすぎる姿勢は、間違っている。
例えば、

  • 上司に認めてもらえないから仕事を辞められない
  • 事を荒立てたくないから仕事を辞められない
  • 拒絶されるのが怖くて上司、同僚に言えない

など、自分の意志を放棄するような姿勢だ。

そういう人は、人生は自分のものであることをもう一度自覚しよう。
仕事を辞めるというような人生に関わる決断こそ、自分が決めるもの。
そこに誰の意志も含めるべきではない。
自分が一人で決めるのだ。誰の許可も同意もいらない。

現実には、どんなに丁寧に伝えても、理解ある態度を取れない人もいる。
しかし、そこで屈してはいけない。
正々堂々と戦おう。自分の人生のために。

人生には、時には相手を傷つけてでも優先するべきものがある。
何でもかんでも穏便に済ませられるわけではない。

人生の選択権は誰にも渡さない!という気持ちを忘れないようにしよう。

 

まとめ

カップルの別れ話はたいていモメる。
だが、相手を振ることを慣れている人の言い方はうまい。
できるだけ相手を怒らせない様にするために、傷つかない言い方、言葉を選ぶ。
例えば、「あなたは素敵で不満はない。だけど無理。」

仕事を辞めることは、広義の意味において別れの挨拶と同じ。
上手く分かれるためには、恋愛の達人を見習うと良いかもしれない。

 

・仕事を辞めたいけど言えない時の対処法

・仕事を「やめる」と言えない人への3つのアドバイス

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