モテる男とモテない男の違いはたくさんある。
顔、体形、ファッション、姿勢、言葉使い、清潔感など、挙げればきりがない。
中でも、「顔」はわかりやすい。
モテる男の顔とモテない男の顔は、明確に違う。
しかし、その違いは、イケメンかどうかではない。
「イケメン=モテる」という世界の常識は思い込みに過ぎない。
それでは、モテる男と、モテない男の顔の違いとは何か。
モテる男の顔の作り方について、解説しよう。
恋愛の常識に騙されるな
恋愛は、印象で始まり、印象で終わる。
そして、恋愛の話も印象で語られる。
イケメン=モテるという幻想
我々は、「イケメン=モテる」と考えがちだ。
しかし、あまりにも例外が多いと感じたことはないだろうか。
例えば、
- イベントで見向きもされなかった男性が、「年収3000万」と言った瞬間からモテだした
- 大学でモテなかった男性が有名企業から内定が出てからモテだした
そんな、手のひらを反すような女性の反応を聞いたことはないだろうか。
つまり、「イケメン=モテる」という常識は「印象」にすぎず、恋愛の本質ではないのだ。
実際の恋愛の現場では、逆のことが起こっている。
その人に魅力があるからイケメンに見える。
つまり、イケメンだからモテるのではなく、モテるからイケメンに見えるのだ。
だから、イケメンでもない男性がモテたり、イケメンなのにモテないという現象が起こる。
イケメンがモテないのはゲイだからではない。
恋愛において、顔の作りは大した問題ではない。
重要なのは顔の「使い方」なのである。
恋愛における顔の重要性
コミュニケーションと顔
我々は人を探すとき、その人だと確認するとき、まずは顔を見る。
顔は、その人のアイデンティティそのものである。
そして、話すときも顔を見て話す。
そこから伝わる情報量が多く、性格や人柄まで現れる。
就職や転職で面接が行われるのは、顔からの情報に頼っているからである。
文書や声だけでは見えてこない部分を見たいからだ。
つまり、顔は、その人の印象を決める超重要な部分。
その人の考えていること、人柄、すべてが実は顔に出てしまう。
普段は意識していないが、驚くほど大量の情報が顔から流出しているのだ。
恋愛と顔
恋愛においても顔は最重要パーツである。
例えば、恋愛感情を抱いた時、見たいのは好きな人の顔。思い出すのも顔。
メールよりも電話で、電話よりも直接話したくなるのは、顔を見たいから。
だから、恋愛は、顔で始まり、顔で終わる。
人が人を好きになるのは、顔から。
直接話してその人の人柄に魅力を感じるから、好きになる。
そして、嫌いになるのも結局は顔。
ケンカ別れすれば顔も見たくないし、フラれてしまえばしばらく顔を合わせたくない。
イケメンと恋愛
我々は、「顔の魅力=その人の魅力」と勘違いしやすい。
つまり、「イケメン=いい人」だと考えがちだ。
もちろん顔の作りが良ければ印象は良い。興味を示す女性は多い。
ところが、魅力的に見えたのに直接話してみるとそうでないことがわかり、去っていく女性も多いのも事実。
これはイケメンだからこそ起きる悲劇。顔の良さがハードルを上げてしまっている。
恋愛においてイケメンかどうかは問題ではない。
むしろ、表情にこそ注目するべきである。
なぜなら、そこに性格、人柄、そして魅力が宿るからである。
人はその魅力に惚れるのである。
モテる男とモテない男の顔の違い
イケメンなのにモテない男、イケメンではないのにモテる男。
この違いは一体、何だろうか。
モテない男の顔
モテない男性はモテない顔をしている。
もちろん顔の作りではない。いかにもモテない表情をしているのだ。
例えば、
- 表情は硬く感情に乏しい
- 直視しない、あるいは直視しすぎる
- いかにも不安げで目が泳ぐ
- 声が小さい、キーが高い
とにかく不自然で、違和感ばかりが印象に残る。
その結果、なんだか信用できない、なんだか怖い、キモい、と思われてしまう。
モテない顔を作る原因
それではなぜ、「モテない顔」が作られてしまうのか。
その原因は、緊張である。
緊張は、苦手なこと、慣れてないこと、はじめてのことに挑戦するときにしてしまうもの。
モテない男性は、まだ、恋愛に慣れていない。
だから、好きな女性の前で盛大に緊張する。
その結果が、硬い表情や挙動不審や変な声なのである。
まだ慣れていない恋愛への不安がそのまま表情に現れている。
女性はそれを見て不安を感じる。
男性の恋愛への不安が、そのまま女性にうつってしまうのだ。
モテる顔とは
一方、モテる男の顔は、モテない男性の表情と真逆。
例えば、
- 感情豊か
- アイコンタクトがスムーズ
- 穏やかな表情
- 落ち着いた声
こんな男性なら、一緒にいて落ち着くしリラックスできる。
この居心地の良さが、そのまま男性の魅力として女性に受け取られる。
これが可能なのは、モテる男性は様々な恋愛を経験し、恋愛に慣れているから。
多少の緊張感はあっても、モテない男性ほど緊張はしない。
この恋愛慣れによる緊張感の軽減が、モテる男のモテる顔の秘密なのである。
モテる男の顔の作り方
以上のように、モテるかどうかは本質的には顔ではない。
体形などの外見でも、年収や肩書のようなステータスでも、人間性の問題でもない。
恋愛に対する慣れである。
そこで、モテない男性がモテるためには、女性への緊張感がなくなるまで恋愛を繰り返すこと。
どんどん話しかけ、誘うのだ。
もはや相手は誰でもいい。
たいていうっとうしくて無視している女性は脈ありだ。その女性と食事に行ってみるとか、
もちろん好きな女性にアプローチしてもいい。
とにかく、恋愛の現場に足を踏み入れ、恋愛の空気に慣れることが大事。
その経験が、慣れと自信をもたらす。
そうなればもう以前のモテない自分ではない。
メールアドレスが聞けなくて困るような恋愛初心者を卒業し、女性の前でクールに決める男になっているだろう。
まとめ
私はハッキリ言って、誰がイケメンなのかよくわからない。
私の知るイケメンとは、ブラッド・ピットかゲイリー・オールドマンぐらい。
ジャニーズ事務所のアイドルや韓国スターに魅力を感じたことはない。
私が男だからかもしれないが。
リアルな恋愛の現場では、顔は重要だ。
しかし、それは顔の作りの問題ではない。整形して何とかなる問題でもない。
顔は、その人の感情を映す鏡。
つまり、その人の心理面がそのまま顔に出る。
そして、人は顔を見て話す。
そういう意味において、顔は恋愛で最も重要なパーツとも言える。
モテる男の顔は、感情豊かで、余裕があり、穏やか。
見る者の安心感を誘い、居心地のいい空間を作る。
しかしそれは、整形では絶対に手に入らないのだ。むしろ状況は悪化する。
不自然な顔がさらに不自然になるからだ。
恋愛の経験を積み、余裕の表情を作れるまで恋愛に挑戦し続けること。
これが唯一のモテる男の顔の作り方なのだ。