モテる男には独特の雰囲気が漂う。
それは、緊張や不安とは無縁の、何か癒しのような空気感がある。
この不思議な安心感こそ、モテる男が醸し出す雰囲気であり、魅力でもある。
しかし、この空気感は一体どこから来るのだろうか。
実はこのモテる男が持つ雰囲気は、天性のものでもDNAに組み込まれているわけでもない。
つまり、どんな男性だって練習すれば誰でもモテる男の雰囲気を自然に出せるようになる。
そして、勝手に女が寄ってくる。
それでは、モテる男の雰囲気の正体とは何か、モテる雰囲気の作り方について解説しよう。
モテる男の雰囲気とは
モテる男の雰囲気として、以下のような特徴が挙げられる。
例えば、
- 声が大きい、声が低い。
- 背筋が伸びている。歩幅も大きい
- ファッションセンスがある
- 目線が鋭い。まっすぐ見る
- 表情豊か。厳しい顔も笑顔もある
つまり、全体的に余裕があり、周囲に安心感を持たせる。
そして、態度や言葉には強い意思を感じさせ、説得力がある。
この安心感と説得力が周囲の人々を魅了する。
だから女性に限らず、周囲のどの人からも尊敬、信頼されている。
モテる雰囲気に必要なもの
だが残念なことに、これらのただマネをしたところでモテる男になれるわけではない。
第一、マネしようとしても長続きしないし、似合わない。そして、イタい。
例えるなら粗悪なメッキ品。
どんなに必死に表面を取り繕ったところで、弱い部分から剥げていく。
外見だけいくら取り繕ったところで馴染まないのだ。
だから、モテる男の雰囲気を出せるようになる為には、きちんと中身から変えていかなければならない。
モテる雰囲気はモテる男に宿るのである。
モテる男の雰囲気の正体
モテる男は、モテる雰囲気を演技して出しているわけではない。
モテる男が持つ個性が、行動や姿勢に現れ、それがモテる雰囲気となるのである。
雰囲気とは何か
まず、雰囲気の意味の確認から始めよう。
雰囲気とは、その人を中心に作り上げられる空気感のことを言う。
雰囲気の材料となるのは、態度や言葉、表情や体格、ファッションも含まれる。
つまり、目に見えるもの、耳にするものから受ける印象が、その人の雰囲気を決定付ける。
次に確認が必要なのは、雰囲気の材料となる態度や表情がどこから来たのか、という問題。
結論から言うと、その人の個性である。
その人が今までの人生経験によって作られた個性が、態度や表情に現れ、雰囲気を作っている。
ゆえに、モテる男の雰囲気とはその人の人生経験が原点になっているものであり、
それがないのにいくら外見を取り繕ったところで、身に付かないのは明白なのである。
だから、モテる雰囲気がモテる男を作っているのではなく、モテる男がモテる雰囲気を作っている。この真実を取り違えてはいけない。
モテる雰囲気の正体
世の中は当たり前のことしか起きない。
モテる男からモテる雰囲気が出るのは、モテるに足る人生経験、とりわけ恋愛の経験を積んできたからである。
モテないことに悩んでいる男性は、それを避けてきたのではないだろうか。
モテる男はそこに果敢に挑戦を続けた結果、恋愛に対する不安と恐怖を克服した。
その結果があの余裕なのである。
恋愛にごまかしは効かない。
逃げ続けていては成長しない。
そろそろモテない男性も恋愛に向き合う時期が来たのではないだろうか。
仕事みたいに恋愛してみる
ところで、新入社員の頃、先輩社員を見て頼もしいと感じなかっただろうか。
何でも知っていて、トラブルにも柔軟な対応。
態度も表情も余裕で、見てるこっちが安心してしまう。
そして今、新人時代を乗り越えたあなたは、今度は逆に新入社員から頼られる存在のはず。
それを可能にしたのは何か。
理由は何であれ、とにかく会社に通い続け様々な知識と経験を積んだからではなかったか。
毎日とにかく必死に挑戦を続け、仕事の基礎知識と応用力を身に付けたからこそ、どんな事態にも臨機応変な柔軟な対応が可能になった。
恋愛だって同じ。
あなたが毎日会社に通い続けたように、恋愛に挑戦し続ければ間違いなくモテる。
少しずつ経験を積み、少しずつ恋愛に対する不安と恐怖を克服すれば、間違いなくモテる男になる。
そしていつか、こう思うようになる。
「なぜか女が勝手に寄ってくる。マジめんどくせえ。」
恋愛に踏み出す勇気を出す方法
仕事の自信は仕事で付けるように、恋愛の自信も恋愛で付けるのが近道。
だが、どうしても恋愛となると、不安に襲われ一歩を踏み出せない…。
そこで、そんな恋愛に不慣れな男性のために、いくつかの恋愛のコツをご紹介しよう。
恋愛のイメージを変える
モテない男性にとって、恋愛は未知の世界。不安と緊張してしまうのも当然のこと。
その結果、とにかく悲観的な考えが頭を埋め尽くし、消極的にしてしまう。
そこで、その間違った恋愛に対するイメージを正しい方向に修正しよう。
つまり、恋愛が楽しいものである事、うまくいく事を勉強するのだ。
使用する教材は、ハッピーエンドの恋愛映画、ドラマである。
これらを今週から一か月間、恋愛強化月間として毎週末引きこもって見まくるのだ。
おすすめは…、グーグル先生が教えてくれる。人気のあるものがいいだろう。
アニメはダメ。現実感が無さ過ぎる。アニメを見るくらいなら小説のほうがいい。
コツは、ただ映画を見て時間を過ごすのではなく、いろいろな恋愛の成功例を学習するのだ。
たとえ作り話だとしても、人気作は人々の共感を生んでいる証拠。見えない真実が隠れている。
さらに、ノートに書きながら分析するとさらに良い。
こうして、自分にうまくいくイメージをインストールする。
「きっと自分もうまくいく」と思えるようになるまで、恋愛強化月間は卒業してはダメ。
恋愛不信が解消されるまで、恋愛は早すぎる。
自分の魅力を自覚する
モテない男性は、自分を「モテない、モテるはずがない」と決めつけている。
ところが、モテるはずがないと思っていたら、恋愛をしてもうまくいくはずがない。
そこで、「自分だってモテるはず」と確信できるまで、自分の魅力をリストアップしよう。
- 身長、ファッションセンスなど、決して悪くない
- 仕事に真剣に取り組む真面目さ
- 誰にも負けない特技がある
- 過去に仕事の業績を評価された
- 過去に人間性を褒められた
一度でも女性と付き合ったことがあるなら、どんな点で惚れられたのか、どんなところを褒められたのか、を思い出そう。
あるいはなぜ、友達は今でも付き合ってくれているのか、を想像してみよう。
とにかく自分には魅力があるんだと言うことを自覚しよう。
できるなら紙に書いたものを目につくところに貼ると良い。
そうでもしないとすぐ忘れてしまうからだ。
勇気の出し方のコツ
恋愛に対して楽しく楽観的に考えることが出来て、自分に自信を持つことができれば、今まで苦手に感じていた恋愛にも踏み出す勇気が湧いてくる。
そこで、いよいよ恋愛に踏み出すわけであるが、恋愛に必要な勇気を誤解していないだろうか。
憧れの女性に思い切って食事に誘うとか、覚悟を決めて告白するとか、
そんな大げさな勇気など恋愛には不要。
状況に合わせた、小さな一歩を踏み出すことができれば十分。
自分にできそうなことを選んで、ちょっと勇気を出すだけ。
それだけで事態は変化する。自分も変わるし、相手も変わるから。
その積み重ねが2人の関係を強固なものにしていく。
心配しなくても誰も邪魔しに来ない。あなたが勇気を出し続ける限り。
だから、今の自分にできる事を精いっぱい頑張ること。
それが小さな一歩に見えても、一番の近道なのである。
まとめ
人間は、慣れないもの、苦手なものには不安や恐怖を感じる。
そしてなんとかそれを避けようとする。あらゆる手段を使って。
恋愛には学校の勉強や会社の仕事のような強制力がない。
だから、安易に逃げてしまうことが多い。
その結果が、恋愛に関する未熟さである。
逃げ続けている限り成長しないが、挑戦し続ける限り成長し続ける。
勇気は出せば出すほど、鍛えられ、少しずつ大きく、強くなっていく。
今、目の前の恋愛を見逃したら、本当に困るのは今の自分ではない。未来の自分。
将来必ず、また同じことに悩むことになる。
だから、今の自分のためにも、未来の自分のためにも、怖い気持ちを抑えて勇気ある一歩を踏み出さなければならない。
それは、モテる男たちが全員、かつて通ってきた道なのである。