仕事を辞めたい理由の傾向と対策

会社で働くほぼ全員が仕事を辞めたいと思っている。
安い給料、職場の人間関係、理不尽な上司、殺人的な仕事量、などなど。
会社にも職場にも仕事にも不満だらけだ。

しかし、その不満を伝えるにはTPOを考慮しなければならない。
具体的には、面接でそれをストレートに言ってしまうと、面接官に与える印象は悪い。
また、仕事を辞める時も、上司とモメることになる。

彼らに仕事を辞めたい理由を伝える時は、ポジティブな視点に立った前向きなものであるべきである。
「素直が一番」は、大人の世界では通用しないのだ。

それでは、仕事を辞めたい理由とはどんなものか。
そして、仕事を辞めたい理由を前向きなものにする方法を紹介しよう。

転職が当たり前の時代

情報や流通の技術の発展とともに、我々の価値観は変わった。
働くことに関する価値観も大きく変化した。

1つの会社に定年まで勤め上げることは、かつては「立派なこと」や「常識」とされ、その人の人格を高く評価するものだった。
しかし、今では逆に「消極的」「依存」「怠慢」と見られかねない。

また、仕事の中身に関しても変化した。
スピードや効率を追求するようになり、無駄は徹底的に省かれる。
そして、省かれるのは無駄な作業だけではない。無駄な社員も同様である。

一方、社員側も容赦なく会社を見切る。
いつまでも好きでもない会社、面白くない仕事に付き合っている時間は無駄だからだ。

現代は、自分の価値観に基づいて、より自分らしく働ける環境を目指して積極的に出ていく時代。
会社と社員の共依存が許される時代はすでに終わったのだ。

 

仕事を辞めたい理由いろいろ

経済成長を終えた日本の企業が目指すのは成長ではなく、不敗。
どの企業も生き残りをかけてしのぎを削っている。

増えない賃金と増える仕事で社員は引き裂かれそうだ。
そのストレスがさらに人間関係を悪化させる。
労働環境は悪化する一方だ。

こんな状態では、仕事に不満を抱えない方が難しい。
それでは、多くの人が抱えている仕事を辞めたい理由とは一体どんなものなのか、見てみよう。

 

仕事を辞めたい理由Top10

1位:給与や福利厚生への不満
(給与が低かった、休日や残業手当、通勤手当、ボーナス無し、などの待遇が良くない)

2位:職場の人間関係が悪い
(同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった)

3位:上司・経営者への不満
(上司の理不尽さにうんざり、社長のワンマン経営)

4位:労働時間・労働環境への不満
(無茶な仕事、能力を超える仕事量、制約が多すぎる)

5位:仕事内容への不満
(やりがいを感じない、仕事柄プレッシャーが大きい)

6位:会社・業界の安定性、将来性に悲観
(会社の経営方針・経営状況が悪化した)

7位:経営理念や社風都の不一致
(堅苦しすぎてのびのび仕事できない、緩すぎて全員の仕事が雑)

8位:昇進・評価への不満
(正当に評価してもらえない、仕事ができない先輩より少ない給料に嫌気がさした)

9位:キャリアアップのため
(他にやりたい仕事がある、同じ仕事ばかりで成長できない)

10位:勤務地への不満
(今の勤務地に不満、転勤先に不満、海外出張が多い)

 

仕事を辞めたい理由の注意点

面接官や上司に仕事を辞めたい理由を聞かれたら、素直に答えてはいけない。
穏便に平和的に事態を解決したいなら、不満は隠しておくべきである。

 

転職面接時の注意点

転職には面接がつきものだが、この時に話す内容はすべてプラス志向、ポジティブな内容でなければならない。
前職を辞める理由の説明には特にその必要がある。

なぜなら、辞める理由が仕事や職場に対する不満をストレートに表現してしまうと、
回答者の甘え、怠慢、依存的な体質を疑われ、面接官に悪い印象を与えるからだ。

さらに、それをどう乗り越えようと努力したのかを問われる。間違いなく。
そしてその回答の内容はどんな内容であれ、良い印象を与えることはない。

面接では、そもそも前職への不満に触れるべきではない。
不満に触れた時点で、負け確定である。

 

仕事を辞める意思と伝える時

仕事を辞める時には、上司にそれを伝えなければならないが、ここでも辞める理由は前向きな内容であるべきである。

なぜなら、ここぞとばかりに職場への不満をぶちまけると、それは残るものに対する暴言と同じだからだ。
つまりケンカを売っているようなもの。当然、そのあとはモメることになる。
脅迫を伴う引き留め、退職金に絡んだ嫌がらせなど、人間の醜い部分を見ることになる。

仕事を辞める時も、職場や仕事に関する不満に触れるべきではない。
事を穏便に、平和的に解決したいなら。

 

転職を成功させる人の思考回路

誰に伝えるにしろ、仕事を辞めたいと思った理由を否定的な形で伝えるべきではない。
たとえそれが信頼のおける同僚であってもだ。

不満→辞めたい→転職という流れは自然に思えるが、転職成功者とはルートが違う。
彼らは、現職に不満があってもそこを起点にしない。
自分の信念→自己実現→転職というルートをたどる。

だから、面接ではそもそも不満に触れることがなく、自分の意志を感じさせ、発する言葉も力強い。
その内容は明るい未来に対する自信と希望で満ちており、前向きな言葉しか出てこない。
この説得力が面接官を圧倒し、他の転職希望者に差をつける。
さらに、職場を離れる時も、上司を納得させ、他の同僚からも応援してもらえ、いい形で別れることができる。

 

仕事を辞めたい理由を前向きなものにする方法

仕事を辞める理由が前向きな内容であれば、転職はうまくいく。
そのために必要なのは、ごまかしの面接テクニックではない。
不満に目を向けないことである。

 

発想を転換する

「辞めたいから辞める」という考え方では、決して前向きな言い方はできない。
ネガティブ要素に注目している限り、発想はネガティブなものにしかならないからだ。

そこで、まったく違う方向からのアプローチが必要になる。
それも難しいことではない。
ポジティブ要素に注目するのである。

そうすると、発想は前向きなものにしかならない。
その結果、仕事を辞める理由も前向きなものにしかならない。
これが転職成功のコツ。

「今の仕事に満足しているが、さらに満足できる仕事が外にある。だから辞めざるを得ない。」
こう言われて否定する方が難しい。誰が聞いても納得してしまう。
しかし、この結論に至るためには、誰かの具体例をパクっても意味がない。

ひたすら自分と向き合い、自分で答えを見つける必要がある。

 

自己分析

現状、あなたは不満だらけの辛い仕事に文句を言いながらも続けている。
それはあなたが優柔不断だからでも自信がないからでもない。
今の仕事に満足できている点があるからに違いない。

そこで、今一度、自分と仕事に対して向き合ってみよう。
以下に自分に向き合うヒントを用意した。
さて、下の質問に答えられるだろうか。

  • 生きる上で何を大切にしているのか。働く上で何を大切にしているのか。
  • どういう理由で今の会社、今の仕事を選んだのか。
  • どういう理由で今の会社、今の仕事を続けているのか。
  • 働くことで何に満足しているのか

これらは、自分の人生、自分の仕事に対する信念を問うものである。
仕事に求める価値、働く意義、やりがい、充実感、納得感とはどんなものだろうか。

 

希望を探す

自己分析で確認した「自分が働くことに求めているもの」を、さらに満足できる環境はどこなのかを考えよう。

例えば、
仕事に求めているのが給料の高さなら、より給料の高い仕事
やりたい仕事があるなら、やりたい仕事
仕事以外に大切な時間があるなら、それを確保できる仕事

こうした視点で求人情報を見つければ、転職活動で負けることはない。
さらに転職後も、満足度が高く、後悔することはないだろう。

自分に対する深い理解がない人は、面接では説得力に欠け、次の職場でもまた不満を漏らす。
それこそ人生の無駄であり、人生の効率化という観点から見て、あってはならないことである。

 

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