性格の悪い自分が嫌い。
- いつも他人をバカにしている。
- 嫌味を言う。足を引っ張る。
- 弱点を突かれる前に逆ギレ。
- 失敗したら他人のせい、環境のせい。
こんな自分を変えたい。
なぜ、こんなにイライラ、トゲトゲしているのか謎。
もっと、心が広くて穏やかな性格の人間になれないものだろうか。
もちろん、性格を治すことはできる。
そのためには、欠点や弱点を探してしまう習慣を見直さなければならない。
それでは、自分の嫌いな性格の治し方を解説しよう。
自分が嫌い!性格を変えたい!
自分の性格の悪さに悩む人は多い。
- プライドが高い
- 粘着質
- 心が狭い
- 余裕がない。
こんな自分の性格を変えたいと思うのは当然だ。
しかし、性格を変えることができる人は多くない。
その理由は、そもそも性格を変えようとする人が少ないこと。
一般的に、「性格は、生まれつきのもので変えることはできない」と考えられている。
だから、性格を変えることを最初から諦めてしまうのだ。
性格を変えたい人に必要なのは、性格に関する正しい知識だ。
せっかく性格を変えようと努力しても、それが間違ったやり方では、成果は期待できない。
自分の嫌いな性格の原因と対策
性格は、生まれつき決まっているわけではない。
それは、生後身に付けた価値観や信念などによって作られるもので、これらも不変ではない。
ゆえに、性格は、個人が身につけた価値観や信念を変えることで、望みの形に変えることができるのである。
嫌いな性格の原因
性格とは、個人の思考、感情、行動のパターンである。
そして、その基礎になっているのは、個人の認識である。
認識とは、善悪の判断基準、価値観、優先順位、固定観念、常識、思い込みのことで、思考や感情のベースになるものだ。
私たちは、これらをもとに考えたり、感情を抱き、行動を起こしたり、先送りしたりする。
だから、国民性や県民性に偏りが生じるし、親子で性格が似る。
なぜなら、同じ環境で同じ価値観や信念を身につけるからである。
性格が悪い人の場合、その基礎になっているのは、ダメ出し視点。
だから、他人の欠点が気になるし、自分を取り巻く状況に対しても文句が多い。
自分の欠点を隠そうとしたり、指摘される前に逃げるのも同じ理由からだ。
もちろんこうした視点は、生きていく上で欠かせない。
欠点や弱点をカバーしようとする姿勢は素晴らしいし、身の回りの問題点を指摘することも大事だ。
しかし、欠点にばかり注目しすぎるのは、偏ったものの見方であり、不健全である。
嫌いな性格の治し方
ゆがんだ姿勢を治すためには、ゆがんだ背骨を矯正する。
これと同様に、ゆがんだ性格を治すためには、ゆがんだ認識を矯正すればいい。
つまり、欠点や弱点にばかり注目するのではなく、長所や強みにも注目する姿勢を持つように努めるのである。
何事もバランスが大事。
偏ったものの見方は、偏った性格を生むのである。
自分の嫌いな性格の治し方
性格の悪さを治すためには、欠点や弱点に注目する姿勢を緩和することが重要。
そして、それは決して難しいことではない。
視点を変える
私たちは、満足できる部分にイライラすることはない。
欠点や弱点がそこに存在するから、不平、不満、不安を感じるのである。
性格の悪さの根本的な原因はここにある。
性格の悪さに困っている人は、逆の視点を持つようにしよう。
つまり、長所、強み、メリットと言ったポジティブ要因を探すようにする。
欠点だけでできている人や物は存在しないし、不満だけしかない環境もない。
必ず、強みや恵まれている点を持っている。
もちろん、自分に対してもそういう視点を自分に向けることも大事だ。
性格の悪さにうんざりしているかもしれないが、それは一面的な見方に過ぎない。
本当は自分の魅力に自覚的でいるべきだし、友人や環境に恵まれている点も見過ごすべきではない。
今までの人生だって、運に助けられた場面があったはずだ。
そして、これからの未来もそうした点に期待して良いのである。
強み、長所、メリット。
こうしたものに自然に注目することができるようになれば、性格も変わるし、きっと人生も楽しくなるに違いないのである。
まとめ
性格の悪い自分を変えるために、良い人を演じても解決にならない。
それは表面的な対応に過ぎず、無理があるから長続きもしない。
性格を変えるためには、もっと本質的な対策が必要だ。
その対策こそ、長所やメリットに注目する習慣を身につけることだ。
欠点や弱点に注目している限り、思考も感情もネガティブなものになる。
行動に消極的なのも同じ理由からだ。
これからは、長所、強み、メリット、恵まれている点に常に注目していよう。
それが性格改善のカギであり、同時に、楽しい人生を送るコツなのである。