モデルや女優はもちろんだが、素人にも自分の容姿に自信がある人はいる。
この人種は、嬉々として美容室に行き、服を選び、自撮りを楽しむ。
遊びに行くときはバッチリきめていて、常に鏡チェックを欠かさない。
むしろ、遊びに行くというより、鏡に映る自分を見に行く感じだ。
この感覚は、凡人にはあり得ない。
凡人は全くの逆で、引きこもるし、めったに服は買わないし、自撮りなんて発想すらない。
この違いは一体、何なのか。
そして、自分の容姿に自信を持つためにはどうすればいいのだろうか。
自分の容姿に自信がある人の特徴
自分の容姿に自信がある人は、かなりポジティブ。
その異常なポジティブさは、時にナルシストとさえ言われてしまう始末。
彼らは、日常的に新しい髪型やカラーに挑戦したり、いろんなテイストの服を試着する。
そして、多くの成功と失敗から学び、時間とお金を投資して、より美しい自分を目指している。
ここで重要なのは、自分の容姿を美しくするプロセスを楽しんでいるということである。
彼らに気落ちする余裕などない。
このポジティブさの秘密は、視点の置き方にある。
自分の容姿に自信がある人は、自分のイケてるところから目を外さない。
だから、自分の容姿に魅力があることを自覚できるし、もっと魅力を引き出せるという期待を持てる。
彼らが新しいことに挑戦することにためらわないのも、失敗から学べるのもそうした理由からである。
彼らの鋼のメンタルの秘密は、視点にあったのである。
しかし、こうした視点を持つことは凡人には難しい。
なぜなら、そうした視点を持つことに慣れていないからである。
自分に自信を持てない理由
自分に自信が持てないのは、自分をネガティブに捉えてしまうからである。
しかし、そもそもなぜ、そのようなネガティブ志向になってしまったのだろうか。
自分に自信が持てない本当の理由
私たちは、小さいころから「間違ったところや足りない部分を指摘される」という形で、様々なことを教えられてきた。
今、身に着けている知識やスキルは、こうして体得したものばかりだ。
だが、身に付けたのは知識やスキルだけではない。ものの見方、考え方も同時に身につけた。
これこそ、欠点や弱点に注目する姿勢、つまりネガティブ志向である。
もちろん、ネガティブ志向そのものが悪いわけではない。
理想を目指して苦手を克服したり、完成度の高い仕事をするために不可欠なスキルだ。
しかし、これに偏りすぎると問題だ。
なぜなら、対象の欠点や弱点をあまりにも多く洗い出しすぎて、まるでそれがダメであるかのような誤解を招くからである。
自分に自信を持てないのは、自分に欠点や弱点を見出してしまうからだ。
しかし、それは偏った見方が生んだ誤解であり、正しい認識とは言えないのである。
自分に自信を持つには
自分に自信を持つためには、ポジティブな視点を持とう。
つまり、これからは自分の欠点や弱点ではなく、長所や強みに注目するのである。
そうすれば、自分には魅力や可能性があることを自覚でき、自信を持てるようになる。
自信がある人とない人の違いは、視点の置き方の違い。
自分に自信がないのは、ポジティブな要素を探す努力が足りていないのである。
自分に自信を持つ方法
自分に自信を持つためには、今までとは違った新しい視点を持とう。
つまり、自分の欠点や弱点ではなく、長所や強みを積極的に探すのである。
自分の長所を知る
自分に自信を持つためには、自分の自信を持てる材料が無ければならない。
そこで、自分を振り返り、自分の長所や強みを再確認しよう。
例えば、
- 過去に褒められたこと、評価されたこと(例:学業や仕事の成績、性格など)
- 外見上、優れていること(例:顔、身長、体形、センスなど)
- 自分が持っているもの(例:学歴、友達、お金、家族など)
- 自分が身につけているもの(例:服、スキル、知識など)
自分に自信がないと、こうした自分のポジティブな要素に無自覚だ。
しかし、これらも自分の一部。
これらのポジティブ要素を認める勇気が、のちの楽観的思考と積極的な行動につながるのである。
自分の可能性を知る
自分の長所に気づいたら、それを生かしてどんなことができるのか、想像してみよう。
例えば、
- 得意なことに活かして誰かを助けることができる
- 自分が持っているものを誰かと共有することができる
- 自分が身につけているもので注目を集めることができる
これらは単独でも立派だが、組み合わせることでさらに可能性は広がる。
自分に自信がない人は、自分に秘められた無限の可能性を知るべきだ。
そして、そんな自分に誇りを持とう。
失敗をフォローする
人生は挑戦と失敗の連続。
もし、失敗したときは、フォローしてあげよう。
例えば、
- 失敗したけど、うまくいった部分もあった。
- タイミングが悪かった。相手が悪かった。
- きっと次はうまくいく。
このように、自分を応援するのである。
失敗することは決して悪いことではない。
悪いのは、失敗を恐れて挑戦しない事なのである。
まとめ
自分の容姿に自信がある人は、自分の容姿が美しいからではない。
自分の容姿に自信を持とうとする意識があるからである。
私たちにそれが難しいのは、あまりにもネガティブ志向に慣れてしまったから。
欠点や苦手を克服する、という考え方で生きているからだ。
しかし、それは偏ったものの見方だ。
この世のすべてには、ネガティブ要素もポジティブ要素もある。
その片方だけ見ようとするのは、差別的だ。
もっと自分の魅力に注目しよう。もっと自分の可能性に期待しよう。
そういう意識を持つだけで、鏡を見ることが楽しくなるのである。