「35歳の壁」を乗り越える、転職サバイバル術

年々、転職する人が増えている。
辞めていく人がいれば、企業も補充しなければならない。
転職のニーズはこれからも高まり続けるだろう。

その転職業界において、ささやかれている都市伝説がある。
転職するなら35歳まで。

しかし、これはウソである。
35歳を過ぎても転職は可能だ。これは私の経験からも言える。
ただし、年齢が高いほど求められるものも高いことは承知しておかなければならない。

そこで、35歳以上のための転職サバイバル術を解説しよう。

 

転職という玉石混交の世界

就職活動と転職活動は、微妙に違う。

就職活動は、新卒者が横一線に並んだ状態でスタートラインに立つ。
年齢、学籍がほぼ同じ。質疑応答の内容もほぼ同じ。なんなら、見た目まで同じ。
採用担当者は、この間違い探しのような仕事をしなければならない。

ところが、転職活動では、個性のある職歴を持つ大人たちが集結する。
年齢、職歴はバラバラで、業界が違う人もいる。なんなら、外国人もやってくる。

よって、転職活動では個性を出しても勝負に勝てない。
転職活動においては「相性」が最も重視される。

たとえ地方の中小企業の求人に、ハーバードやケンブリッジを卒業した人が応募しても、きっと落とされる。
なぜなら、相性が良くないだろうと判断されるからだ。

結論を言ってしまえば、転職に年齢など関係ない。
かつての日本のように、人材をじっくり教育して…など企業側も考えていない。

使えるか、使えないか。

採用の基準は、この一点に絞られている。

 

35歳以上の転職で求められるもの

転職に年齢は関係ないとはいえ、年齢相応の実績やスキルを持っているかどうか、は見られる。

面接の場では、その人がその会社でどのような権限が与えられ、どのように積極的に取り組んできたのかをリアルに聞かれる。
そして、質疑応答そのものからコミュニケーションのスムーズさを測る。

この時、○○歳の割には…と思われたらおしまい。
つまり、35歳も過ぎているのに、20代のような仕事っぷり、話し方ではやはり落とされてしまうだろう。

しかし、この点はあまり心配しなくても良いだろうと思う。
真面目に仕事に打ち込んできた人なら、たいてい年齢相応の仕事、権限、実績を積んでいるからだ。

だから、年齢を気にして転職を諦める必要はない。
求人側も年齢で取っているわけではない。
あくまで企業側の採用の基準は、「使えるか、使えないか。」の一点に絞られていることを忘れてはならない。

無論、会社や職場によって考え方が違う。
なかなか実績を積ませなかったり、仕事を任せなかったりする。
ということは、書類選考や面接の場でアピール力に欠けることになり、ライバルに差がついてしまう。

しかし、選考は人間が行っていることを忘れるべきではない。
多少、実績やスキルに訴求力が無かったとしても、彼らの心を打つことができれば、簡単に逆転が可能。
人間は、印象で動くのだ。

要するに、転職活動では、採用担当者を感動させたら勝つ。

複数の応募者の中でキラリと光るものを感じさせるのは、実績やスキルではない。
転職にかける意気込みや気迫である。

そのためには、あなたは採用担当者とのポジショニングを間違えてはいけない。
多くの人は、採用担当者に気に入られようとした手に出るが、これは間違いだ。

同じ目線に立ってもダメ。彼らの上に立たなければならない。
採用担当者よりもポジションを下げてしまった瞬間、必ず落ちる。

 

「35歳の壁」を乗り越える方法

転職活動では、ビビったら負ける。
こんな実績で大丈夫かな、他社でもやっていけるのかな、という不安は完全に払しょくしておかなければならない。

そのために必要なのは、実績でも自信でもない。
転職にかける熱い思いである。

転職を成功させる人の転職にかける期待の大きさ、それを手に入れようとするモチベーションの高さはスバ抜けている。
これらを可能にしているのは、転職を転職と考えていないからだ。

転職を成功させる人は、転職に人生をかけている。
彼らは仕事を自己実現の手段として考えていて、普段は仕事に対する不満を受け入れている。

ところが、諸般の事情によりこれが不可能になった時、つまり仕事を続けることが自己実現にならないことが判明した瞬間に転職を決意し、行動に移す。
つまり、転職とはしたいからするものではなく、せざるを得ないからするもの。

こうした認識ができている人は、転職は人生をかけた戦いになる。
絶対に負けられない。転職の失敗は人生の破壊につながるからだ。

こうして転職に対する熱すぎる思いが形成される。
転職を成功させる人がずっとモチベーションを高くできるのも、面接で表情や言葉から覚悟が感じられ、面接官の心をつかむのも、こうした事情からである。

この熱い思いを作ることは誰でもできる。

  • 自分の人生観や仕事観を明確にすればいいのである。
  • どのように生きたいか。人生の目標は。
  • 人生において仕事が果たす役割とは。
  • お金よりも大切なものとは。

こうした質問に対する答えを明確にすることで、改めて自分になぜ転職が必要なのか、が見えてくる。
もちろん、これらに模範解答などない。

自分で考え、自分で答えを出さなければならない。
そして、それがどんな答えであれ、それが正解なのである。

転職は不満の解消のために行うものではない。それでは考えが浅すぎる。
転職はもっと自分の人生に根付いた問題であり、未来の自分を幸せにする行いなのである。

 

まとめ

転職するなら35歳まで、という定説が流れている。
たしかに、企業の立場になって考えてみれば、あまりに高年齢な人材は嫌われそうだ。
だから、思わずこの定説に納得してしまう。

しかし、決め手になるのは年齢ではない。
少なくとも、面接に呼ばれたなら、見込みがあるからである。

実際に私の経験でも、明らかに40代以上の人が面接会場に呼ばれているのを目撃したし、転職前、転職後の職場でも40代の中途採用者がいた。

もし、年齢で転職を諦めようとしているなら、それは間違っている。
そもそも、年齢で転職をしようとか、諦めようとする考え方から間違っている。

あなたには転職が必要なのかどうか。
その一点が問われているのである。

 

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