【職場いじめの原因と対策】あなたはなぜいじめられるのか?

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いじめられることほど辛いものはない。
暴言、無茶振り、責任転嫁、無視、意地悪、変な噂を流される。そして味方がいない。
まるで冷たい井戸の中。いっそ殺してもらった方が楽かもしれない。実際、自殺する人もいる。

しかし、いじめだって人間関係の一種にすぎない。
始まり方も終わらせ方も、友情や恋愛と変わらない。
だから、いじめを終わらせる方法はいたってシンプル。一言、別れを告げればいいのである。

ところが実際問題、いじめられている人はいじめる人に自分の意志を伝えることが難しい。
それでは、なぜいじめられている人は意思表示をすることができないのか。
そして、うまく意志を伝えていじめを終わらせる方法について、解説しよう。

 

いじめの始まり方と終わらせ方

友情や恋愛は、まず2人が出会うことから始まる。
そして、少しずつお互いに信頼関係を築いて、友達になったり恋人になったりする。
逆に、友情や恋愛を続けることが難しいと思った時は、自分から縁を切って関係を終わらせる。
その方法はさまざまで、しっかり意志を伝えて別れることもあれば、自然にお互いの気持ちと距離が離れていくこともある。

他方、友情や恋愛がそうであるように、いじめも人間関係の一種である。
いじめは、何か小さな事件から始まり、小競り合いの末、いじめの関係に発展する。
知り合った初日からいきなりいじめたりいじめられたりすることはない。

そしてもちろん、この関係を終わらせたいと思ったら、自分の意志で終わらせることができる。
その方法はさまざま。

例えば、自分から意志を伝えるとか、二度と会わない距離に移動するとか、
あるいは、お互いの関係をいじめる側の望まない関係にしてしまえば、頼まなくても相手の方から去っていく。
(いじめる側は上下関係を望んでいるので、対等な関係か、もしくは上下が逆転する関係になれば、いじめる側は寄り付かなくなる。詳しくは後述する。)

問題は、いじめられる人が意思を表示することができない点にある。
どうしても勇気が出なくて、意思を表示するよりもいじめられたままの状態を選んでしまう。

それでは、なぜ、いじめられる人は意思を表示することができないのだろうか。

 

職場のいじめの原因

いじめも人間関係のひとつ。
いじめる人といじめられる人の心理が上下関係のそれと合致してしまうと、お互いに抜けられなくなる。
後述するいじめ対策を効果的なものにするために、まず、いじめる人といじめられる人の心理を理解しておこう。

 

いじめる人の心理

いじめる人は、なかなかいじめをやめることができない。
しかも厄介なことに、自分がいじめているという自覚もないのである。

 ・潜在的な欲求
人間には、自尊心を満たしたいという潜在的な欲求があり、自分の価値が高いという実感を常に求めている。
このため、人はよく他人と自分を見比べたり、全国平均と比較したりする。
この時に自分の方が優れていると知ると、自尊心が満たされ安心感と同時に快感が得られる。

職場のいじめは、この快感を積極的に獲得しようとして起きる。

自己評価が低い
自己評価が低い人ほど、自尊心を満たしたい欲求が強い。
だから、自分の価値が高いことを証明できるものを確保しておきたい。
そこで、自分より価値の低い相手を選び、手元に置いておくわけである。

職場の場合、もちろん相手に選ばれるのは職場の人間である。
例えば、自分より仕事ができない人や、自尊心を満たしてくれるような弱弱しい人が選ばれる。

・いじめの内容
いじめの目的が自尊心の満足なので、いじめる材料は何でもいい。
とにかく自分の価値が優位に感じられるものなら手段を選ばない。

例えば、仕事のミスや成績が低いことをしつこく指摘する、仕事や責任を押し付ける、
あるいは奪う、暴言を吐く、無視する、うわさを流すなどなど。

とにかく困らせて、それでも反論、反撃してこない様子を見て気分をよくする。
特に、内容がひどいものほど、反論してこない姿を見て興奮している。

・いじめている自覚がない
いじめは手段であって目的ではない。
いじめる人が求めているのは、人間の潜在的な欲求であり、その途中にあるプロセスには興味がない。
だから、いじめていることにも相手が傷ついていることにも全くの無頓着。

しかも、いじめている人は、まさか自分が潜在的な欲求を満たしているとは想像もつかない。
つまり、いじめている人は、自分が何をしているのか、最初から最後までよくわかっていない。

 

いじめられる人の心理

いじめる人から意地悪されたとき、反論や反撃をしない限りいじめは続く。
一体なぜ、いじめられる人は反論、反撃ができないのだろうか。

・正論には反論できない
仕事のミスや態度を正論で指摘されると何も言い返せない。
だから、これらを指摘されたときは基本的には素直に受け止めるしかない。

もちろん、無駄にしつこい場合や明らかな言い過ぎの場合、あるいは状況を無視して正論を押し付けられた場合は反論してしかるべきなのだが、いじめられる人は、正論の前にひれ伏してしまう。

・反撃が怖い
いじめられる人も無茶や不条理な扱いには怒りを覚えるし、反論したくなる。
しかし、そのあとに予想されるさらなる反撃が怖くて、反論をあきらめてしまう。

・険悪な関係を避ける
いじめられる人は、自分をいじめる人に対してもこれ以上の関係悪化を望まない。
なぜなら、仕事上、面倒なことが起こりそうな予感がするからである。
だから、予想される面倒を避けるために、黙っておこうと考える。

以上のように、いじめられる人は常に先を読み、さらなる面倒を避けるためにあえて反論や反撃をせず、ぐっと我慢する。
だが、皮肉にもこうした配慮が、いじめの関係を維持することになる。
なぜなら、反論や反撃をしない人は、いじめる人のターゲットとしてロックされるからである。

 

職場のいじめ対策

「自分は悪くない、相手が悪い。」と、何もしないのが一番良くない。
とにかく何か行動を起こして、状況に変化を起こすことが重要かつ正解。
いじめは、状況が停滞するから続くのである。

 

環境を変える

一番有効なのは、完全に縁を切ること。
異動や転職などで、いじめる人との縁を切れば、いじめの関係がなくなる。
わざわざ遠くまで追いかけてきていじめることはない。

ただし、転職する場合にはいくつか注意しなければならない点がある。

・注意点① 自分に合う職場を選ぶ
とにかく転職して環境を変えようと急ぐと失敗する。
しっかり自分の得意分野が生かせる仕事とか、実力に見合う環境を選ぶこと。

このような環境で仕事をすれば、実力を認められる機会が多く、いじめに発展する弱みを見せる機会が減る。
そこで、新しい人間関係を構築すればよい。

・注意点② 問題の先送り
環境を変えたところで自分が変わるわけではない事に注意しよう。

同僚との接し方の意識を変えなければ、転職先でもまたいじめられる可能性がある。
そこで、転職する前に「いじめられない自分」になっておく必要がある。
以降、その方法について述べる。

 

接し方を変える

いじめは、上下関係を作ることでいじめる側が快感を得るシステムになっている。
だから、上下関係を破壊すれば自然にいじめは消滅する。

そこで、いじめる人と対等な関係になるか、上下関係を逆転させよう。
実際にできるかどうかが問題ではなく、そうしようとするだけで相手は違和感を覚え、自分から去っていく。

1人にならない
交流が少なく、いつも1人でいるような人が狙われる。
そこで、仲のいい同僚を作って、交流を深めよう。
昼食を一緒に取るとか、休憩時間に誘うとか、仕事の合間に声をかけるでもいい。

自分は1人じゃない、という姿勢をいじめる側に見せつけるだけで、いじめが終わってしまうかもしれない。

・声をかける
いじめる人と友達になることを目指そう。
挨拶するとか、お土産を渡すとか、何かを借りたり、助けたりする。
相手の得意分野に関する相談をするのもいい。

とにかく、今までの上下関係が崩れそうだと予感させるだけで十分である。
もしかしたら、勝手に裏を読んで相手の方かがビビッて逃げていくかもしれない。

・相手の弱点を突く
いじめている人の弱点を突こう。
成績、仕事のミス、独身、ファッションセンス、何でもいい。
とにかく脈絡なく、相手のコンプレックスを連呼し続ける。

いじめる人はもともと自己評価が低いので、実は傷つきやすい。
最初は猛反撃を食らうだろうが、負けずに言い続ければ、そのうち上下関係はひっくり返る。

 

自分を変える

本当にいじめられやすい人は、他人に対する認識がズレている。
本来、人間関係は対等であるべきなのだが、いじめられやすい人は勝手に上下関係を作り、自分を下に配置してしまうのである。
この癖を直さなければ、どこへ行ってもいじめられてしまう。

・他人と対等な関係を結ぶ
いじめられやすい人は、自己評価が低すぎて、他人と対等な関係を作れない。
無意識に相手より自分を下に置いてしまうので、誰に対しても顔色を気にしたり、機嫌を取ろうとしてしまう。

人との接し方は、誰に対しても対等であるべきである。
人間の価値は対等だから、相手から意見を聞けるし、こちらの意見も主張できる。
こうしてコミュニケーションが成り立ち、社会が形成されているのである。

だから、まるで前提のように上下関係を持ち出すのは不健全。
上司だろうが先輩だろうが、顔色をうかがう必要はない。
家族や友達と接するときのようにもっと自由に振る舞えばいい。

・意見を述べる
いじめられやすい人は、先を読みすぎて自分の意見を飲み込んでしまう。
しかし、意見を主張しない人間は、いじめる人間のターゲットにされる。
それに、職場では意見を主張しない人はむしろ姿勢を疑われる。
現代の働き方で求められるのは、従順さではなくクリエイティブさである。

誰も「黙れ」なんて言わないから安心して意見を述べよう。
相手がだれであろうとどんな状況であろうと、言うべき意見は言うべきで、相手も率直な意見を求めている。

言い方も言葉遣いも根拠も二の次。最も優先度が高いのは言うべきことを言うこと。
おかしいものにはおかしいと言わない限り、おかしいことが続く。
自分の意見が受け入れられるかどうかが問題ではない。意見を言うかどうかが問題なのである。

 ・仕事のミスには堂々とする
いじめられやすい人は、ミスに対する感度が高すぎる。
ミスを重大に受け止めて過剰に傷つくし、いつまでも引きずる。
また、ミスの発生を恐れすぎて、チャレンジを避けたり先送りしたりする。

仕事上大切なのはミスを起こさないようにチャレンジを避けることではない。
むしろ、リスクを取る選択をして、やむを得ず発生したミスには迅速に対応するのが正解。

だから、ミスには堂々としていればいい。
むしろ名誉の負傷と考えるくらいでちょうどいい。

 

まとめ

いじめなんて所詮、似た者同士の小競り合いにすぎない。
自己評価の低い者同士が、仲良くケンカしているようなもの。
こんなバカらしい遊びにまともに付き合う必要はない。

いじめの問題解決で重要なのは、いじめられる側が自分の間違った認識を矯正すること。
自分と他人は対等だと考え、誰とでも友達のように接していれば、いじめる人は寄ってこない。

いじめる人は、あなたが怖がるほど、我慢するほど近づいてくる。
しかし、仲よくしようとすればするほど、離れていくのである。

 

・参考リンク:人間関係で仕事が辛い。疲れる人間関係を改善する方法

・参考リンク:職場で孤立したときの対処法

・参考リンク:職場の人間関係が疲れる理由と改善策

 

■おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事が、読者の悩みや苦しみ、辛い気持ちを少しでも緩和し、前向きになれる気付きや希望を提示できたものであれば、筆者としてこれほどうれしいことはありません。
ひいては、読者が抱えている困難の克服や夢の実現を通して、社会と人類への貢献につながることを願ってやみません。

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